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2014.10.2

日本女子オープンゴルフ選手権競技 1日目

東浩子が自身初の首位発進を決める

 日本ゴルフ協会(JGA)主催のLPGAツアー公式戦『日本女子オープンゴルフ選手権競技』(賞金総額1億4,000万円、優勝賞金2,800万円)の1日目が、滋賀県栗東市の琵琶湖カントリー倶楽部 栗東/三上コース(6,522ヤード/パー72)で行われた。

 大会初日は、1イーグル・6バーディー・3ボギーの67をマークしたプロ3年目の東浩子が、5アンダーで単独首位に立った。1打差の2位タイには穴井詩、菊地絵理香、鈴木愛の3名が続いている。大会連覇を狙う宮里美香は、3アンダーの5位タイグループにつけた。(天候:曇り、気温:25.8℃、風速:4.6メートル)


 前半だけでスコアを4つ伸ばし、既にプレーを終えている午前スタート組の穴井詩、菊地絵理香に並ぶ4アンダーで後半に折り返した東浩子は、ちょうど一年前に同じシチュエーションを味わっていた。

 「去年この大会で初日3アンダーまで最初伸ばしたんですけど、途中から崩してしまって…」と語るように、昨年は3つ目のバーディーを取った直後にダブルボギーを叩き、結局初日のプレーを25位で終えていた。その時の記憶がおそらく脳裏に浮かびながら折り返した1番・パー5。3打目の30ヤードのアプローチショットは2バウンドした後に、「キレイにラインに乗って」カップへと吸い込まれた。「思うようにいきすぎてちょっとビックリしちゃいました」と、このイーグルでいきなり単独首位に立ったプロ3年目だが、続く2番・パー3で、7メートルの距離から3パットのボギーとしてしまうと、4番でもボギーとし再び4アンダーグループに飲み込まれる。

 「今までだったらここで崩れていました。トップに立っていたのも分かっていたし。どうなるかなと思いました」と、己を試すように向かった5番ホールと6番ホールで鮮やかな連続バーディー。「成長したなと思いました」。自身のレベルアップに手ごたえをつかんだ初日のプレーだった。

 自身初となる首位スタートをメジャーの舞台で決めた東だが、今季はここまで28試合に出場して予選通過が7試合のみと非常に苦しいシーズンを送っている。原因は平均パット数ランキング93位という数字が物語るとおり、パットの不調だという。

 「パットのタッチが悪いので、出来るだけロングパットにつけたくないとショットにプレッシャーがかかってしまって…」。ついにはパットの不調から来る悪循環に陥ってしまった東は、救いの手を先輩に求めた。「練習ラウンドで大山志保さんと回らせてもらって、パットに悩んでいることを打ち明けたら、練習グリーンで10分ほど見ていただいて」。心優しい先輩から、ロングパットのストロークの仕方を変えるようにアドバイスをもらったという。その効果は、「今日一番良かったのはパットです」と開口一番語った言葉に表れているだろう。

 2日目以降については「今日が出来過ぎているからと思って回りたいです。あと3日間あるので、自分がどこまでやれるか試したいと思います」と語った22歳。未知の領域に足を踏み入れる。


穴井 詩 (2位タイ:-4)
「今日はティーショットが曲がらなかったのが大きいですね。セカンドショットが楽に打てました。先週荒れたので、今週立て直すことができて良かったです。欲が出て、ピンをオーバーしてしまったところがあるので、明日は徹底して手前からいきたいです」。

菊地 絵理香 (2位タイ:-4)
「ティーショットはそんなに良くなかったです。フェアウェイにはそんなにいってないです。グリーンは比較的止まりやすかったですが、奥につけると本当に難しいので、ラフの場合は頭を使いますね。(去年の悔しさは残ってる?)それはありますけど、何が何でも今年に(タイトルを)獲りたいとは思っていないです。最終戦のリコーに出たいと思ってやっています」。

鈴木 愛 (2位タイ:-4)
「先週からアイアンの調子が悪くて、思ったよりも打てなくて…。今日も前半はあまり良くなくて。後半からは思ったよりもいいショットが打てて、チャンスに付けられたんだと思います。このコースはいいショットをしてもラインが難しくて、特に上に付けると全く狙えないので、明日もセカンドショットは、下から下から狙っていきます」。

宮里 美香 (5位タイ:-3)
「パッティングがすごく読みが良くて、1番からバーディーが取れたし、アプローチでも良いサンドセーブがありましたし、ショートゲームに救われたラウンドでした。ティーショットがラフに入って、セカンドで狙えない状況もあったけどパーセーブ出来たし、全体的にはいいゴルフが出来たと思います」。

テレサ・ルー (5位タイ:-3)
「全体的に良かったです。ドライバーとアイアンの調子が良く、フェアウェイキープ率が高かったので、良いスコアにつながりました。明日もこの調子でフェアウェイをキープしていきたいです。難易度の高いコースなのであまり欲を出さずに、積極的にいき過ぎないことが大事だと思っています」。

大山 志保 (5位タイ:-3)
「ショットが良かったので、長いバーディーパットというのはほとんどありませんでした。最後がボギーだったのでスッキリしないですが、まだ初日ですし、今週は全てを受け入れるというのがテーマなので。いつも私は初日から燃えて、2日目燃えて、3日目燃えて、最終日燃え尽きている感じですから(笑)。気持ちをフラットにして、最終日に良いプレーを見せられたらいいなと思っています。燃えるのは最後の5ホールぐらいでいきたいです」。

アン ソンジュ (5位タイ:-3)
「ここはグリーンも速いですし、ティーショットも少し曲がったらラフに入ってしまうので難しいです。グリーンを外したら厳しくなるので、とりあえず乗せることだけを考えていました。(女子オープンのタイトルを)獲りたい気持ちは強いですが、そういう気持ちがあっても簡単に優勝できないコースですし、私はこのコースで成長したいです」。

永井 花奈 (5位タイ:-3) ※アマチュア
「大きなミスもなく、自分の中では100点に近いです。女子オープンは2回目で、一昨年悔しかったので(※予選落ち)、まずは予選通過と思っていて、初日良い感じで終われたので嬉しいです。明日はボギーが来るのを想定して、今日はラッキーと思い1ホール1ホールやっていきたいです」。

イ ボミ (18位タイ:-1)
「今日はグリーンが硬いと思っていたので、1番から緊張していたけど、イーグルも取れたし一日頑張れたと思います。(5番・パー5でのイーグルは)ドライバーが上手くいって、3打目の40ヤードが入ってくれました。今週のために30ヤードくらいのアプローチを練習していたので、入ってくれて嬉しかったです」。

成田 美寿々 (28位タイ:イーブンパー)
「今日はナイスプレーだと思います。ドライバーがあまり良くなかったので、頑張ってパーを取って。今日のドライバーにしては頑張ったと思います」。

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