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2014.10.3

日本女子オープンゴルフ選手権競技 2日目

有村智恵と菊地絵理香が首位浮上
ムービングサタデーの最終組は東北高校対決に

 日本ゴルフ協会(JGA)主催のLPGAツアー公式戦『日本女子オープンゴルフ選手権競技』(賞金総額1億4,000万円、優勝賞金2,800万円)の2日目が、滋賀県栗東市の琵琶湖カントリー倶楽部 栗東/三上コース(6,522ヤード/パー72)で行われた。

 時折雨にも見舞われた大会2日目は、有村智恵と菊地絵理香が6アンダーで首位に並んだ。1打差の2位タイグループには、全美貞、申ジエ、宮里美香、鈴木愛、工藤遥加、東浩子の6名が続く混戦となっている。(天候:曇り、気温:26.5℃、風速:1.9メートル)


 この日のベストスコア67をマークして首位に躍り出た有村智恵は、「久しぶりにこんなゴルフができました」と笑顔を見せた。

 「ここ1、2年、2日目がとても嫌いで、ずっと予選通過ばかり意識しながらラウンドしなければいけなくて」と語るように、アメリカから帰国参戦した先週の『ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン』でも、2日目に76を叩き屈辱の予選落ちを喫していた。「そこまで悪い調子では無かったんですけど、周りから見ても分かるくらい縮こまってしまって」と、消極的なゴルフから自滅をしてしまったという。

 それを反省し、「試合に出ている意味があるというようなゴルフをしよう」と気合を入れ直して今週のメジャーに臨んでおり、「ドライバーの調子も悪いのですが、とにかく守りに入らずやっていこうと思って、多少曲がってもいいと思って振っています」と攻めの気持ちを全面に出して今日のスコアに繋げてみせた。

 そして、好スコアの要因がもう一つ。「先週は迷いもあって自分のなかにこれっていうものが見つからなかった。今週、申ジエさんと一緒に回って、彼女は迷いなく振っていて、良い影響を受けました」。今季既に4勝をあげ、目下絶好調の元世界ランク1位が良いお手本になったという。「この2日間こういう位置で回れたことは自信になりました。今までみたいにガツガツしていないですし、明日、明後日も良いゴルフが出来るかなと思います」。自然体で決勝ラウンドに挑む。


 「悔しさが残っているので、この大会は本当に頑張りたいという想いが強いです」。一打差で涙を呑んだ昨年のリベンジに向け、菊地絵理香が首位タイで4日間の戦いを折り返した。

 「昨日よりもドライバーが曲がってなかったです。アイアンショットもフィーリング良く打てていますし、パッティングもイメージ通り打てています」と全体的に好調をキープできている様子。17番・パー3こそ、この日唯一のボギーとしたものの「他はあんまりピンチというピンチは無かったです」とストレス無いゴルフを展開し、終わってみれば決勝ラウンドを首位で迎えることとなった。

 その3日目、同組で回ることになったのは、この日大きくスコアを伸ばした母校の先輩・有村。「海外に行ってからあまりお話しできていないので、合間合間で楽しく話出来たらいいですね」と明日もリラックスして臨む構え。戦闘モードに突入するのは、リベンジを狙う最終日と決めているようだ。


全 美貞 (3位タイ:-5)
「ショットの調子が良くなってきました。ずっと手が痛かったのですが、それが段々良くなってきたので。明日も自分のプレーが出来るように心がけます」。

申 ジエ (3位タイ:-5)
「久しぶりに有村選手と回ることができたので楽しんでプレー出来ました。コースはラフが深く、グリーンが早いので忍耐力が必要ですね。フェアウェイをキープすることが重要だと思っています。日本ではまだメジャーを勝てていないですが、今回調子が良いので勝てることを願っています」。

鈴木 愛 (3位タイ:-5)
「ショットはそんなに近くについている感じではないです。ミドルパットが昨日はすごく入ってくれてラッキーだったのですが、その分今日は入らなかったのでチャラという感じです。今週は多めに練習ラウンドをしているので、やっぱり少し疲労がありますし、今日も朝早かったので、早く帰りたいです(笑)」。

宮里 美香 (3位タイ:-5)
「ノーボギーなので満足いくラウンドでした。アプローチで良くカバー出来たと思います。アプローチとパットに助けられた昨日と今日ですね。2日間終わってボギー1つだけというのは大きいです。決勝ラウンドもノーボギーを目標にしたいですが、女子オープンはそう簡単にさせてくれないと思いますので、自分のゴルフに徹していきたいです」。

工藤 遥加 (3位タイ:-5)
「ティーショットが曲がらなかったのですごくやりやすかったです。アマチュア時代の思い出の大会ですが、正直ここまで良いプレーが出来ると思っていなかったです。(後半3連続バーディーもあり)上がりがすごく良かったので明日につながると思います」。

東 浩子 (3位タイ:-5)
「昨日に引き続き最終ホールがボギーですごくもったいないですね。パッティングは入ってはいないですが、惜しいパットがいくつもありましたし、調子は悪くない手ごたえがあります。パッティングとショットの調整をして、あと2日間楽しみたいなと思います」。

永井 花奈 (9位タイ:-4) ※アマチュア
「(18番3パットでダブルボギー)最後やっちゃいました。でも予選通過という目標は達成出来たので、最後はもったいなかったですが、まだ望みあるので頑張りたいです。昨日早く終わって、たくさん寝られたので疲れは大丈夫です。(ローアマを取るには)今日みたいな最後をやってたら無理なので、明日、明後日は無くせるように頑張りたいです」。

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