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2014.11.24

LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ 開催!

 2014年度LPGAツアー最終戦『LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ』(賞金総額1億円、優勝賞金2,500万円)が、11月27日(木)から30日(日)の4日間、宮崎県宮崎市の宮崎カントリークラブ(6,428ヤード/パー72)で開催される。

 本大会は、2014年度のLPGAツアー優勝者と賞金ランキング上位25位までの者など、選ばれた選手だけに出場資格が与えられる公式戦。まさに、今シーズンの真の女王を決定する戦いとなる。

 今大会の主な出場選手は、昨年優勝した大山志保をはじめ、すでにメルセデス・ランキングと年間獲得賞金ランキングの2冠を確定させたアンソンジュ、ランキング上位のイボミ成田美寿々原江里菜申ジエテレサ・ルー上田桃子など、2014年のLPGAツアーを彩った28名のトッププレーヤーが集結。今年最後の栄冠をかけて、4日間の激戦を繰り広げる。

 その中で、今季ツアー初優勝を挙げた渡邉彩香酒井美紀鈴木愛前田陽子など、9名の選手が大会初出場。大会史上はじめてアマチュア選手として参戦する勝みなみにも注目が集まる。


 「出場するだけでも、難しい大会です。もちろん、優勝するのはさらに難しい。そこを狙いに行って勝つのですから、選手にはとてつもないステイタスとなると思う」。こう話すのは、大会実行委員長の入江由香だ。もちろん、相手以上にコースを攻略することが、優勝への重要なファクター。年間を通して、「メリハリをつけたセッティングを」という基本コンセプトは変わらない。宮崎カントリークラブは、日本特有の高麗グリーン。この攻略法がキーポイントとなる。「単純にいうと、経験の問題だと思う。慣れているか、そうでないか。難しいといわれるのは、その違いだけだと思う」。

 それだけに、出場する選手は、直前だけではなく、時間をつくりシーズン中から事前にコースをラウンドする。上田桃子は10月下旬の試合の際、「こちらに来る前、宮崎カントリークラブで最終戦のための練習ラウンドを行ってきました」と漏らしていた。ツアーファイナルにかける熱い思いは、ディフェンディングチャンピオンの大山志保も同じだ。「出場する試合は、すべてが大事。でも、地元で行う最終戦は、どうしても勝ちたい。特別な意味がある」と気合を込めていた。

 今年のツアーを振り返ってみると、特に公式戦は、最後まで展開がわからないハラハラドキドキのドラマが続いている。選手のレベルが向上した証明といえるだろう。「セッティングをする上で、選手の挑戦意欲をかきたてたい。今年は例年以上にコースの仕上がりがいいと思います。大会期間中の天候にもよりますけど、10アンダー前後の争いになるでしょうね」。入江実行委員長は、絶好の舞台装置が整ったことに満足そうだった。

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