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2020.8.19

植竹希望がステップ初V大混戦を制す

<Photo:Ken Ishii/Getty Images>

 2020-21年JLPGAステップ・アップ・ツアー開幕戦『rashink×RE SYU RYU/RKBレディース』(賞金総額1,500万円、優勝賞金270万円)大会最終日が8月19日、福岡県福岡市・福岡カンツリー倶楽部和白コース(6,332ヤード/パー72)で行われた。11位タイからスタートの植竹希望が66をマーク。通算9アンダーでステップ初優勝を飾った。1打差の通算8アンダー、2位タイは吉本ここね、林菜乃子、小川陽子。(天候:晴れ 気温:33.3℃ 風速:4.1m/s)

 黄金世代のニューフェイス。22歳の植竹希望が、逆転で大混戦を制した。17番まで、通算8アンダーの4人が並走。「17番のグリーンから、速報ボードが見えた。これを入れれば抜け出せる」と勝負をかけた。4メートルのバーディーパットは、下りのストレートラインと決断。「自分を信じ、しっかり真っ直ぐ打てた。ガッツポーズが、うれし過ぎて、自然と出ましたね」と、大山志保をほうふつとさせる印象的なシーンである。今大会はショットの精度が抜群。2日間でパーオンを逃したのは、2ホールというデータからも一目瞭然だった。

 プロ入りから3年。同世代がJLPGAツアーで次々と優勝を飾っていく。「アマチュアの時、試合で予選通過をしていた。でも、プロになってからステップでも予選落ちが続いて…。かなり焦った」という。どん底の状態だった。そんな時、親交のある先輩プロ、松澤知加子が親身になって相談にのった。

 「練習をしっかりこなし、課題もクリア。ただ、自分のためになっているのかわからない。毎日悩んでいた。松澤さんが話を聞いてくださり、考えていることが合っているかなど、答え合わせをしていただきました。おかげで、負のスパイラルから抜け出せたような気がします」と明かす。

 一方、新型コロナウイルス感染症の影響で自粛期間中は、「筋力トレーニングをしっかりやった。体重が6キロ増え、飛距離が伸び、クラブが1番手変わってきたと思います」と話した。それ以前の今オフは、精力的にラウンドを消化した成果で、「ドローとフェードの打ち分けができるようになったことが大きい。男子プロと一緒に練習する機会が多く、コースマネジメントがとても大切であることを知った」とシーズンのスタートを待っていたそうだ。

 今季はアース・モンダミンカップ38位タイ、前週のNEC軽井沢72ゴルフトーナメントで14位タイと実績を残した。ホップ・ステップ・ジャンプの今大会である。次戦は、ニトリレディスゴルフトーナメントへ出場。「自信がついた。JLPGAツアーのシード権獲得が来年までの目標でも、ニトリレディスでも優勝を狙えるように頑張りたい」。14歳で出場したスタジオアリス女子オープンで優勝争いを演じ、スポットを浴びた。みんな悩んで大きくなる。正解のないゴルフなら、なおさらだろう。17番で披露した渾身のガッツポーズ、進撃開始の誓いと見て取れた。

(ステップ・アップ・ツアー担当・新納 智明)

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