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2020.10.8

原英莉花 2週連続Vへ意欲

 JLPGAツアー2020-21年第8戦『スタンレーレディスゴルフトーナメント』(賞金総額1億円、優勝賞金1,800万円)が10月9日、静岡県裾野市・東名カントリークラブ(6,572ヤード/パー72)で開幕する。この日は指定練習日。雨の中、各選手が意欲的に調整する姿が目立つ。大会の模様は各日、YouTubeのLIVE配信とCS放送(スカイA)で放映される。

 原英莉花は日本女子オープンゴルフ選手権で、2019年のリゾートトラストレディス以来のJLPGAツアー通算2勝目を公式戦初Vで飾った。この日はパッティング練習を入念に行い今大会の開幕へ備える。

 日本タイトルの冠は絶大。勝利の後、LINEなどのSNSから友人、知人など祝福のメッセージが200件以上も殺到したそうだ。「びっくりした。あまり、携帯を気にするタイプではないけど、スタンプだけでは失礼でしょう。返信するのにすごく時間がかかった」という。  

 とはいえ、満足している場合ではない。同じ1998年度生まれの黄金世代のライバル、渋野日向子、畑岡奈紗は今大会と時を同じくして、米ペンシルベニア州の全米女子プロ選手権へ出場。負けてはいられない。

 原は、8月のAIG全英女子オープンの出場資格があったが帰国後、2週間の自主隔離を余儀なくされることから、悩んだ末に辞退。「全英へ行かなかったことで、悔しさが残った」とも。一方で、日本女子オープンで優勝するまでは、不本意な成績が続き、「いろいろな方からの激励と、アドバイスがありました。期待に応えることができて本当にうれしい」。しみじみと語っている。

 公式戦制覇で3年間のシード権を獲得。しかも、19年からJLPGAツアーの規定で、複数年シード権は獲得の翌年から10年間、任意に開始年を決められる。つまり、自身のプランで、3年のシード権を行使できることは大きい。「えっ、そうなのですか。知らなかった。それはすごい」といい、「(海外に)挑戦できる環境になったかな、と思います」と神妙な口調になった。

 しかし、当面は「今年中にもう1勝する」。もちろん、2週連続Vなら最高のシナリオだ。ゴルフ界では、優勝直後の試合が大切といわれてきた。さらなる高みを目指し、結果を出す。プロフェッショナルは、これでよし-はない。

(オフィシャルライター・宮脇 廣久)

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