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2021.4.3

異色の黄金世代・髙木優奈-見参

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

ヤマハレディースオープン葛城 葛城ゴルフ倶楽部 山名コース(静岡県)第3日

 黄金世代はタレントの宝庫。髙木優奈が5番で圧巻のプレーを披露した。第3日、このホールでイーグルを奪取したのは1人。残り193ヤードの第2打を4UTでグリーン近くまで運んだ。第3打、残り15ヤードから58度でチップインに成功。一気に優勝争いへ加わる。その後もはつらつとしたプレーを展開。8番から3連続バーディーを奪うなど、69をマークし、3位タイで最終日へ向かう。

 さらに、好印象を受けたのはパッティング。25パットで、この日の1位。「きのう、きょうと満足のプレーができている。歩くスピードを一定に保ち、リズムを崩さない。優勝はしたいと思っていても、まだプロテストへ合格していませんから…」と、控えめに話した。ただし、今オフのパッティング特訓が実を結んでいることも確かだろう。

 「去年のスタッツをみてビックリした。3パットが多い。そこで、コーチについて一生懸命、取り組んだ。幸いなことに、そのコーチが偶然、他の選手のキャディーをつとめるために今回、来ていて30日にチェックしてもらうことができた」。懸命に努力を続けていれば、良いことがあるものだ。異色の経歴が目を引く。かつては器械体操でリオデジャネイロオリンピックの強化候補選手。ところが、手首を痛めて競技を断念した。そんな時、お父さんとゴルフの練習場へ。「運動選手になりたかった」という夢は、アリーナからフィールドへ替わった。ちなみに、お父さんは神奈川県小田原市の蓮上院で副住職をつとめる。1254年創建の古刹。寺院に伝わる15点の古文書は極めて貴重な資料だとか。

 19年、JLPGAステップ・アップ・ツアーで優勝した実績がある。98年生まれの同期を、「全員、尊敬しています」と真顔でいい、初体験の公式会見を「うれしかった」。実に初々しい。急がば回れとはいうものの、せっかくのチャンス。最終日は正念場で、テスト免除の優勝を狙わない手はない。

(オフィシャルライター・宮脇 廣久)

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