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2021.4.18

シーズン1億円を達成 それでも古江は猛省

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 KKT杯バンテリンレディスオープン 熊本空港カントリークラブ(熊本県)最終日

 シーズン獲得賞金が1億円を突破した。ところが、2位タイの古江彩佳は「悔しい」と何度も絞りだすように言葉にする。「最終日のスタート前は、1打差。十分に(優勝へ)手が届くところからです。これまでの2位は、頑張ってのケース。それがスコアを落としもしなかったけど、伸ばすこともできない。そういうところが、本当に悔しいと思います」。

 それだけに、1番の第2打をポイントにあげた。「残り145ヤード。グリーンの右へ外して、アプローチを1メートルに寄せた。でも、パーセーブが…。もったいない。あくまで結果だけど、流れを引き寄せることができない一番の要因でしょう。ボギーを叩いて、スキがあった。ショットの調子が良かっただけに残念です」とうつむき気味に話す。

 結果をそのまま受け入れることは大切な要素でも、5打差の独走を許してしまったことを猛省。ツアー初優勝の山下美夢有の印象を、「ジュニアの頃からゴルフがうまいというよりも、強かった。きょうはとても生き生きしていたようです。攻めのプレーが印象に残った」という。

 とはいえ、今年序盤の不振からは完全脱出したことは間違いない。「いい頃と比較すれば、まだ70%でしょう。もう少し、私を客観的に見ながら焦らず、欲を出さず」。長いシーズンを見据えながら、さらなる上昇を誓った。

(メディア管理部・中山 亜子)

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