2021.5.7
上田桃子 人生初のダンクイーグルで65
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ 茨城ゴルフ倶楽部 東コース(茨城県)第2日
上田桃子はゴルフ歴25年、プロになって16年目を迎えた。この日、好調の波に乗り、人生初のダンクイーグルを達成。VTR映像で何度見ても、タメ息がもれるような会心のプレーだ。
14番、第2打。「残り135ヤードで、9Iでぴったりの距離でした。気持ちよくクラブ」と心に誓い、直接カップインさせた。「ガシャンと音がした。まさか、まさかカップヘ入っているとは…。気持ちがスカッとした」という。それだけではない。「カップのふちにボールマークがない。本当にきれいに入ったんですね」とスーパーショットを振り返った。
第1日は15位タイ。しかし、一気に上昇へ転じた。1イーグル、7バーディー、2ボギーの65。コースレコードタイをマークした。通算8アンダーで2位タイと、悲願の公式競技制覇へ視界も良好だ。余談ながら、自身のベストスコアは64。JLPGAツアーは341試合出場で、1064ラウンドで64をマークしたことが4回ある。また、65は今回で7回目だ。
好調の要因をベテランらしく、同組の選手をたたえ、「鈴木愛さん、ペソンウさんがいいプレーをしていた。良い流れで私も食らいついていく-というそんな1日です。スコアを気にしていたわけではないし、終わってみたら-65でした」と充実のラウンドを語る。ただし、課題もあった。「いつまでたっても、へたくそ。2日間で、3パットのボギーが4回もあった。もっとうまくなりたい」。語気を強めた。結果オーライではいけない。誰よりも知っている。
(メディア管理部・中山 亜子)
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