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2021.6.12

ノーボギーRを継続 稲見萌寧、Vと記録へ挑戦

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 JLPGAツアー2020-21シーズン第29戦『宮里藍 サントリーレディスオープンゴルフトーナメント』(賞金総額1億5,000万円、優勝賞金2,700万円)大会第3日が12日、兵庫県神戸市・六甲国際ゴルフ倶楽部(6,517 Yards/Par 72)で行われた。この日も際立ったのは、好調が続く稲見萌寧。6バーディー、ノーボギーの66をマークした。ちなみに、90年以降、4日間大会でノーボギー優勝の達成者は皆無。4打差の通算12アンダー、2位タイは木村彩子、青木瀬令奈、西郷真央、西村優菜が続いている。
(天候:曇り時々晴れ 気温: 25.1℃ 風速:4.0m/s)
《グリーン=スティンプ:12フィート コンパクション:23mm》

 ブレない。おごらない。女王の品格まで漂わせた。第1日から抜群の安定感を誇る、稲見萌寧が66をマーク。好スコア続出のムービングデーも、ノーボギーとまったくスキをみせない。

 「後半、ちょっとショットが乱れた。そうした状況でもチャンスをうまく決められたと思います」。いつものように淡々と話した。ピンチは-質問に少し考えて、「7番」と。第1打が左へ、木に当たって右手前へ戻ったものの、「このホール、通常なら第2打は9I。でも、きょうは210ヤードが残り5Wでした」という。しかし、高い弾道で勝負の気持ちを固めると、迷いはまったくなし。フェードの打球はきっちりとパーオンに成功した。ここからは、もちろん、危なげないパーセーブ。

 「完ぺきなショットでした。ボギーを2日間叩いていなかったから、それを継続することがメーンと思っていましたね」とうれしそうに語っていた。一方で、この日はユニークな一面もみせている。公式会見のためメディアルームへ足を運ぶと、まだ西村優菜が質問に答えていた。そろそろ、切り上げようとした際、稲見が身長についてひとこと。「150センチないんですよね。それでも、どうして強いのですか」。ジョークをまじえながら、笑いをさそった。

 そんな一面もある。ただし、こと勝負になれば目前へ全力のスタイルは変わらない。最終日、ノーボギーで完全優勝を果たせば、90年以降だれも達成したことがない4日間大会で初めての快挙を手中にする。また、東京オリンピックの日本代表へ大きく前進し、賞金ランキングでも首位へ。

 「達成できたらいいですね」と前置きし、「気にしていませんよ。あしたが今年のすべてじゃない。すべてを注ぎ込むことはありません。最終日は、最終日です。どんな順位でもスコアを伸ばせるように最善の努力をするだけ」と、あっさりいってのけた。ここでも、今年の充実を示すかのような落ち着いた態度。

 雑念などみじんも感じられない。ラウンド中、「ショットの時は勝手に集中する。だけど、打った後は、ひとりで黙々と歩いていても楽しくはありません。だから、おしゃべりをしながらです。(ゴルフは)調子が良くても悪くても楽しい」と締めくくった。

 シーズン7勝目、今年6勝目へ4打のアドバンテージは絶大。スキが見いだせない1日だった。

(メディア管理部・中山 亜子)

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