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2021.6.30

破顔一笑 古江彩佳-21年初Vを目指す

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

資生堂 レディスオープン 戸塚カントリー倶楽部(神奈川県)

 うっとうしい梅雨空とは対照的に、古江彩佳がすっきりした表情をみせた。心機一転の心意気が全身から漂ってくる。惜しくも、東京オリンピック代表は逃したものの、「今年、まだ優勝していない。オリンピックは終わったことです」と区切りのひとことは、自信に満ちあふれている。

 前週の最終日、プロ入り以来、初めて人前で悔し涙を流した。「がんばりました。今年に入ってから、ずっとこれからも味わうことがないプレッシャーをたくさん、たくさん経験したと思います」。負の要素をひきずらない。プラスにかえるパワーがあることは天性の資質というべきもの。

 どんな状況でも、常にベストを目指す姿勢はオリンピックの代表争いでも磨き続けた。そのひとつは、20年のゴルフ5レディスから予選落ちがないことだ。「すごくいいなぁと思います。どれほど、調子が悪くても最低条件だけはクリアできている。そうですね。こういうところは、ほめてもいいなぁ」という。

 今回は、アース・モンダミンカップでここ一番を決められなかった反省から、改良を加えた。パターシャフトを替えたのだ。「芯へ当たるように、です。ボールの転がりがよくなるそう。決まらない、はよけいなプレッシャーになりますからね」と前置きし、「バーディーがたくさん決まると、当たり前だけど気分が良くなる。幸せだと思うし、楽しい」。

 改めて、「笑顔のプレー、と繰り返してきたけど、今まで笑っている場合ではなかった。今回はそういうことのないようにします」とスマイルで締めくくった。第1日は、10番・パー4からリ・スタートである。

(メディア管理部・中山 亜子)

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