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2021.7.10

リラックスを優先 高橋彩華もV争い

<Photo:Toru Hanai/Getty Images>

ニッポンハムレディスクラシック 桂ゴルフ倶楽部(北海道)第3日

 ムービングサタデーをそのままに、高橋彩華が16位タイから3位タイへジャンプアップした。5バーディー、ノーボギーの内容は、「100点です。すごくいいラウンドでした。この天気でノーボギーが、本当にうれしい」。日々の努力は報われる。今大会は、試行錯誤の連続だった。

 「きのうまで、第2打の精度がいまひとつ。かなり荒れていたといってもいいかもしれない。ホールアウトしてから、練習場で動画撮影です。確認したら、上体が力んでいるように見える。一番のポイントです。きょうはリラックスしてプレーすることだけを心がけた」という。なるほど、ショットメーカーらしい躍動感がよみがえった。3番第3打、80ヤードを54°で1メートルへ。10番も残り60ヤードの第3打を1メートルにつける。14番の第3打も素晴らしい。パー5の3ホールで披露したバーディー奪取は、攻略の見本のようだ。

 そして、ギャラリーをわかせたのは17番、第3打。「グリーン奥から、ピンまで距離があった。うまくランが使えたと思います。ボールの落としどころが完ペキでした」と話す、カップ30㎝に寄せるスーパーアプローチだった。18番でも技ありのパーセーブで粘り強さを発揮する。

 最終日は6度目、21年は4度目の最終日、最終組で迎える。「優勝-と意気込んで臨めるほど、調子がよくはない。ただ、雨が降っていたことで集中力が高まったと思います。あすも集中。目の前の1打へ」。サラリと答えたことが、これまでとは違った一面か。ただし、「17番の第1打は、より気合を入れて」とも。ドライビングディスタンス賞がかかっているからだ。「飛ばす、ルートを発見しました。一か八か、マン振りです」と笑顔で話す。賞品は、シャウエッセンメガロング。飛距離1ヤードにつき1本がプレゼントされるが、「270本、いただきます」と明確な目標を掲げた。

 首位を快走するのは、同じ新潟県出身の先輩、若林舞衣子。「ジュニア時代、ヨネックスレディスのレッスン会でご指導をいただきました。たぶん、覚えてはいないでしょう…」とも。4打差を追って、久々の再会を楽しみにしている。

(メディア管理部・中山 亜子)

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