2008.7.11
デオデオカップ 最終日
2008年度LPGAステップ・アップ・ツアー第8戦『デオデオカップ』の最終日が広島県安芸高田市のリージャスクレストゴルフクラブ ロイヤルコースで行われた。
天候は曇り。気温28.5℃と蒸し暑さが残るなかの最終日、今季から新規開催となった『デオデオカップ』の初代チャンピオンに輝いたのは、今大会の共催であるデオデオ所属の青山加織。日本屈指の難コースに上位選手がスコアを落とす中、2バーディー2ボギーの72と安定したゴルフを展開し、通算1アンダーでステップ・アップ・ツアー通算3勝目を挙げた。1打差の2位タイには大久保夢未、新井麻衣、鈴木佳恵の3人が入った。
大会ホステスプロというプレッシャーのなか、4位タイからスタートした青山は、前半を1アンダーで折り返すも「ハーフで上がってきて、自分が首位タイだったので、頑張って優勝しようと思いました。でも後半に入るまでの待ち時間で緊張度が増しちゃって・・・」と13番でボギーが先行する嫌な展開。それでも「次の14番で何故だか急に緊張が解けて、バーディーを獲ってやると奮起しました」とピンチの場面で闘志に火が付いた。この勢いに乗り、16番でバーディーを奪った青山だが、優勝がちらつき始めた17番でボギー。再びピンチのこの状況で、昨季ステップ・アップ・ツアー2勝の勝負勘が冴えた。最終18番パー5は「(鈴木佳恵との)プレーオフを覚悟して、無理せずパーを狙いに行きました」と冷静な判断でパーをセーブすると、直後に首位に並んでいた鈴木が17番で痛恨のボギー。このまま逃げ切った青山が、『カゴメフィランソロピーLPGAプレイヤーズチャンピオンシップ』からのレギュラーツアー4試合の出場権を得た。優勝した青山は「ほっとしました。嬉しいです。この機会をいかして、頑張りたいです」とレギュラーツアーでの健闘を誓った。
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