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2021.11.14

稲見萌寧 圧巻・圧倒・圧勝の9打差V

<Photo:Masterpress/Getty Images>

 JLPGA ツアー2020-21シーズン第50戦『第37回伊藤園レディスゴルフトーナメント』(賞金総額1億円、優勝賞金1,800万円)大会最終日が11月14日、千葉県長南町・グレートアイランド倶楽部(6,741ヤード/パー72)で行われ、首位スタートの稲見萌寧が通算17アンダーで逃げ切り優勝。通算8アンダー、2位タイの西郷真央、金澤志奈9打差をつける圧勝で、今季9勝目、通算10勝を飾った。
 これで注目の賞金女王のタイトル争いでもアドバンテージを広げている。賞金ランキング2位の古江彩佳は通算6アンダー、5位だった。
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《グリーン=スティンプ:12 1/2フィート コンパクション:23mm》

 圧巻、圧倒・圧勝。稲見萌寧がJLPGA通算10勝目を飾った。「今年の目標が(通算で)ふたけた優勝。達成できました」と胸を張って答えている。有言実行。さすがだった。

 それにも増して、この日の素晴らしいプレーはシーズンナンバーワンの内容といっていいだろう。2位タイに9打差。しかも後半でアッという間にたたみかけた。後半9ホールで5バーディー奪取である。

 となれば、条件がやさしかったーととらえることも可能だが、強風下のラウンド。「予報とは違いましたね。私の感覚では第1日と変わらないぐらい、風が強かった。第2打で残り距離が長く、パッティングでもストローク後、フォローの風が吹き、ボールが加速して…」と前置きしてから、「ショットが思い通りにはいかない。うまく打てなかった。結果はオッケーでも、パッティングが助けてくれたと思います」と、ノーボギーのラウンドを振り返る。

 こだわりが人一倍。ショットメーカーのプライドを大切にしている。ところが毎日、調子がいいわけではない。昨年の日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯で、ショット、パッティングともに苦しんだ。それを機にパッティング練習を増やすように。「パッティング練習が好きじゃない。でも、練習量を増やしたら今年は調子がいいです。どこが良くなったというより、いいものを日々の練習で蓄積できたからでしょう」と説明した。

 ちょうど、1年後の女子プロ選手権。最終日、8バーディー、ノーボギーの完ぺきな内容で目標のひとつ、公式競技初制覇を果たした。

 最終日、印象に残るのは前日に続いて、12-14番の3連続バーディー奪取。とりわけ、13番はピン左から、なんと13メートルのバーディーパットを決めるマジックのようなプレーを披露した。また、最終18番でも、右奥9メートルから、バーディーフィニッシュ。オールラウンダーの証明である。

 ちなみに、今大会は、「19年に1度、トップ10へ入ったことがあるけど、コースが得意とはいえない。ましてや終盤戦で優勝できたことが大きな意味がある。それから、千葉に住んでいるので、地元優勝は格別です」と笑顔で語った。

 一方で、注目の賞金女王、メルセデス・ランキングのタイトル争いもグイッーとアドバンテージを握り返している。

 「あと2試合。目標はシーズン10勝です。目標が多すぎてもあいまいになる。ひとつで十分。(タイトルは)その結果です」と、これまで通りの毅然とした態度、口調できっぱりといってのけた。ぶれない。おごらない。プレーもすごい。強いわけだ。

(JLPGAオフィシャルライター・宮脇 廣久)

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