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2021.11.20

原英莉花 必勝パターンは第3日の単独首位

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 JLPGA ツアー2020-21シーズン第51戦『大王製紙エリエールレディスオープン』(賞金総額1億円、優勝賞金1,800万円)大会第3日が11月20日、愛媛県松山市・エリエールゴルフクラブ松山(6,545ヤード/パー71)で行われた。通算14アンダーで首位に立ったのは原英莉花。2打差の通算12アンダー、2位タイへ柏原明日架、三ヶ島かながつけている。4位は通算11アンダーの渡邉彩香。
 他の注目選手は古江彩佳が通算7アンダー、12位タイへ浮上し、渋野日向子が通算6アンダー、19位タイ。稲見萌寧はこの日、イーブンパーとスコアを伸ばすことができず、通算5アンダー、25位タイから得意のサンデーチャージを狙う。
(天候:晴れ 気温:18.2℃ 風速:2.2m/s)
《グリーン=スティンプ:11 3/4フィート コンパクション:22.5mm》

 手堅いプレーで、首位奪回。原英莉花が7バーディー、1ボギーの66をマークした。JLPGAツアー通算4勝目へグイッと前進。「しっかりクラブが振り切れている」と笑顔で振り返ったが、手放しで喜んでいるわけではない。この日はムービングデー。スコアを伸ばすことを最優先した。コースマネジメントを徹底。4、7、14、15番では1Wを封印するなど、これまでとはちょっと違うスタイルだった。

 「(今日は)体調がよくなかった。第1打が暴れて…」と加えている。なるほど、フェアウェイキープ率が、6/14。第3日の出場選手では、下から3番目なのだ。そうはいっても、飛距離のアドバンテージが最大の武器。3つのパー5で2バーディーをマークした。「(ティーイングエリアに)立った時、気持ちがいまひとつ。左からのアゲンストで(持ち球が)フェードだから、右の池がちょっと怖い」と、パーセーブに終わった17番は反省の言葉を漏らしている。

 今年の使用球には、『Venture』の文字を印字。というのは、師匠・ジャンボ尾崎が日ごろから提唱する、『3V(Venture、Victory、Vision)』のひとつを選んだ。そのなかで、「自分に足りない」からとの理由だ。思い切って行う。冒険的な行い-などの意味がある。この日は安全第一でも、最終日は優勝を目指し、大胆な行動も必要だ。

 次週は、ディフェンディングチャンピオンとして宮崎へ凱旋予定。通算3勝の内、2勝は4日間競技だった。しかも、第3日に単独首位に立っている。さながら、今大会は必勝パターンではないか。「強い気持ちで戦いたい」。すなわち、『Venture』につながるひと言で、会見を締めくくった。

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