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2022.6.2

高橋彩華を支える200Rの経験 ホームVへ万全

 JLPGAツアー2022シーズン第14戦『リシャール・ミル ヨネックスレディスゴルフトーナメント2022』(賞金総額9000万円、優勝賞金1620万円)が6月3日、新潟県長岡市・ヨネックスカントリークラブ(6475ヤード/パー72)で開幕する。2日はプロアマ大会、公式会見が行われた。

 夢にまでみたツアーウイナーとなって、高橋彩華は故郷へ凱旋した。今大会はアマチュア時代から出場し、どうしても優勝したいトーナメントのひとつ。「高校生の頃からラウンドするようになった」といい、「これまで200ラウンドはプレーしている」と話した。

 それだけに、しみじみと、「知りすぎているから、逆に難しい」。その心境、わかるような気がする。前週は2位タイと好スタートを切ったものの、14位タイに終わった。「サスペンデッドの後、スコアが伸ばせない。第3日、28ホールでイーブンパーだったことを悔やんだ。

 「集中力が続かなかった。スコアに表れている」と猛省したそうだ。さらに、こんな興味深い話を続ける。「血糖値を上げなければいけない。いつも食べているコンビニエンスストアーのどら焼きを食べなかった」と苦笑しながら振り返る。自身はクッキーなどの焼き菓子が好みだが、「プレー中は口の中に残ります。その点、和菓子なら残りません。ゴルフの時は、和菓子ですよ。あすから、集中力を切らさないために、しっかり用意します」。

 ベストプレーを披露するため、最善の準備を整えた。その上でポイントは、「パー3の16番。特に難しい。他のパー3も風が本当に読みづらいです。優勝争いを考えると、最も大事なホールになるでしょう」と解説した。

 そして、もうひとつ、パー4の15番もおもしろい。このホール限定で3日間のベストスコア賞として、500万円がかかっている。「距離はそれほどでもない。でも、砲台グリーンで第2打はつま先下がりになることが多いです。パーセーブはそれほど難しくないけど、バーディーを3日間続けることは、すごく大変…。グリーンは右から左への傾斜が違うし、ボールの跳ね方も一定ではない。私は狙います。バーディーを3日間」と頼もしい。

 優勝と副賞も独占となれば、素晴らしい恩返しだろう。「毎日、60台のスコアでプレーすることが目標。(通算)2勝目をあげられるように」と瞳が輝いた。ホームアドバンテージがある。知りすぎていることも悪くはない。

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