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2022.6.11

16番で披露したVの執念 藤田さいきが首位キープ

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 JLPGAツアー2022シーズン第15戦『宮里藍 サントリーレディスオープンゴルフトーナメント』(賞金総額1億5000万円、優勝賞金2700万円)大会第3日が6月11日、兵庫県神戸市・六甲国際ゴルフ倶楽部(6527ヤード/パー72)で行われた。この日も好調をアピールしたのは藤田さいき。3バーディー、1ボギーの内容で通算12アンダーとスコアを伸ばす。4年ぶりの最終日、最終組で11年ぶりのツアーVを目指す。3打差の通算9アンダー、2位タイは尾関彩美悠、稲見萌寧。
(天候:曇り 気温:23.0℃ 風速:1.0m/s)
《グリーン=スティンプ:12 1/2フィート コンパクション:23.5mm》

 ムービングデーである。トーナメントを制するために、もっとも大切な第3日だ。藤田さいきは、「4日間大会では、どんな時でも1日は忍耐」が合言葉。この日が、まさに-。

 これまでとは違い、優勝する-という意志を明確にしたのは16番だった。第1打を右バンカーへ。第2打もそれほどボールはピンへ寄せたわけではない。4メートルのパーパット。全身全霊で挑んだ。気迫がボールへ乗り移ったかのよう。きっちりとカップインさせた。

 ピンチの後は、チャンスがくる。パー5の17番では、残り45ヤードの第3打を58度で2メートルにつけた。油断などできないが、前ホールと比較すれば外すわけがない。この日、3つ目のバーディー奪取で前日同様、2位グループへ3打差をつけている。

 「ショットの調子がよくない。でも、アプローチとパッティングで、何とかしのぐことができた。6、13番は、ともに7メートルのバーディーパットが決まって、本当に良かったと思います」。続けて、「決して、きょうは無理をしなかった。のんびりと構えて、チャンスが来るまで待ちましょうのスタイル。ただし、14番のティーイングエリアでは、疲労で思うように足が動かない。そのまま打ったら、左の林へ行ってしまって…。バンカーまでボールが出てきたけど3オン、2パットのボギーでした」と振り返る。

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 他にも、見どころはあった。7番のバンカーショットは目前に松の木が。また、15番は木のうしろから、これまたナイスパーセーブを披露した。いとも簡単な様子だったものの、「ほとんどのホール、脳をフル回転させた」と苦笑する。激闘に次ぐ激闘で、4年ぶりの最終日、最終組へ。しかも首位を渡すことはなかった。

 「最終組でプレーできる。ものすごい喜びを感じます。そうした気持ちで、あすは1日プレーできればいい」。淡々と語っている。同組では、2週連続優勝を狙う稲見萌寧が。「あの年齢でも、本当にうまい。プロゴルファーって、年齢は関係ありません。うまい人は、うまいから。彼女は(東京オリンピックの)銀メダリストです。勉強させていただきます」と話した。

 そして、18歳の尾関彩美悠とは、初めて同組でプレー。「どんな感じなのか、拝見することが楽しみです。18歳って、もう娘というか…。私の幼なじみの長女が17歳だから、おそらく(尾関の)お母さんに年齢が近いかもしれない。そうはいっても、年齢は関係ない。プロになれば、みんなゴルフが本当にうまいから」といい、「ワクワクします。頑張っていますね、私-」と、前日同様のひとことで締めくくった。

 あすもまた、このひとことが聞きたい。

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