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2022.10.7

山本薫里が首位キープ 見事な修正術を披露

<Photo:Yoshimasa Nakano/Getty Images>

 2022シーズンJLPGAレジェンズツアー公式競技『JLPGAレジェンズチャンピオンシップ CHOFUカップ』(賞金総額1,500万円、優勝賞金225万円)大会第2日が10月7日、山口県下関市・下関ゴールデンゴルフクラブ(シニアの部:6,292ヤード/パー73、グランドシニアの部:5,682ヤード/パー73)で行われた。首位スタートの山本薫里が4バーディー、2ーボギーの71をマーク。通算8アンダーで首位をキープした。1打差の通算7アンダー、2位は斉藤裕子。通算5アンダー、3位の白戸由香が追う。

 また、満60歳以上のグランドシニアの部(賞金総額200万円、優勝賞金40万円)も同コース(5,682ヤード/パー73)で行われ、若浦みどりが通算3アンダーで首位へ浮上。通算2オーバー、2位は乃村三枝子。

 変わりやすいのは、秋の天候だけではなかった。首位スタートの山本薫里は、この日も好調をキープ。前半、4バーディー、ノーボギーで通算10アンダーまでスコアを伸ばし、独走態勢へ入った。一時は2位に5打差のアドバンテージは大きい。

 しかし、後半に入ると一転。好調なショットの雲行きが怪しくなる。「きのうも、そんなムード。きょうも11、12番あたりからショットの調子がおかしい」と首をひねった。「疲れたのかなぁ」と不安が脳裏へ浮かぶ。

 14、15番で連続ボギーを叩いた。「14番は第2打をダフってしまった。15番、第3打も同じミス。だけど、原因を見つけた」と切り出し、「ラウンド中、疲れてくると重心が高くなる。つねに意識しないといけない」と修正ポイントを見出すのも、経験豊かなベテランだからこそだ。負の流れを断ち切り、上がりの3ホールをパーで切り抜けた。

 最終日は1打差で、JLPGAツアー2勝の斉藤裕子、3打差でレジェンズツアー6勝の白戸由香と直接対決。前日の楽観ムードが一変し、「斉藤さんがこわい。皆さんから逃げたい」と本音をポロリとこぼす。

 とはいえ、すぐさま表情を引き締め、「最終日、出来ることをやるだけです」。楽な勝負などない。今季2勝目へ準備を整えた。

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