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2022.11.5
2位ドライバーグ 千客万来で上昇急

<Photo:Yoshimasa Nakano/Getty Images>
TOTOジャパンクラシック 瀬田ゴルフコース北コース(滋賀県)第3日
決めたら、迷わない。ジェマ・ドライバーグは自身のモットーを貫いた。よほど、日本のコースが合うのか、30位T→8位T→2位と調子を上げている。最終日、首位から1打差で優勝争い。
「自信をもってラウンドできた。第1打からパッティングまで順調そのものです。あすは優勝できるように全力をつくすだけ」と、確かな手応えを得た。今季は22試合に出場して、トップ10フィニッシュがわずかに1回。スタッツからも大きな特性は見られない。
しかし、来日して驚いたのは大勢のギャラリーが足を運んでくれたところだという。「すべてのホールでギャラリーの皆さんに囲まれて、とても幸せ。また、すごく心強かった。おかげで私もプレーするのが楽しい」と感謝をのべた。視線を感じる幸福感は、プロに与えられるプライスレスの特権だろう。
<Photo:Yoshimasa Nakano/Getty Images>
この日のハイライトは10番からスタート。2.5メートルとはいえ、かなり難しいスライスラインを決めると、一気に調子が上昇。続く11番は3.6メートルをカップインさせ、12番がグリーンを外したものの、7メートルの鮮やかなバーディーショーを披露した。そして、13番では残り96ヤードの第3打を48度で、あわやイーグルのシーンを演出。4連続バーディーにギャラリーも興奮を隠せなかった。
日本でプレーしたのはスコットランド代表の14年、世界アマ以来。大学を卒業した翌15年からプロへ転向し、18年からUSLPGAメンバーになった。「8年ぶりの日本でちょっと興奮している。伏見稲荷へぜひ、行きたい」と話した。それはそうだろう。伏見稲荷は5年連続で外国人観光客・人気ナンバーワン観光スポット。赤い千本鳥居が、ことさらクールに映るようだ。
ただし、それ以上に大事なことはUSLPGAツアー初Vを飾ることだ。今大会は、最も得意で好き−という8Iが大活躍中。「第1日はインスタートでしたから、最終ホールの9番で90センチ。きのうは14番で30センチのショットができた」という。プレースタイルはステディー。一方で、USLPGA広報担当によると、「スーパーいい人です」とタイコ判を押している。
ギャラリーが求めるサインへ丁寧に応じる姿も印象に残った。
<Photo:Yoshimasa Nakano/Getty Images>
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