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2022.11.6

大大吉で65の猛チャージ 永井花奈が2位

<Photo:Yoshimasa Nakano/Getty Images>

TOTOジャパンクラシック 瀬田ゴルフコース北コース(滋賀県)最終日

 終盤へ向かうほど勢いが増した。永井花奈が8バーディー、1ボギーの65をマーク。2位へ入る大健闘をみせた。調子上昇は間違いなしだが、こんなことがあったという。

 「14番、バーディーパットを打つ前、ずっと迷っていたドリンクラベルの占いを開いて…。そうしたら、大大吉だった。すごく難しいラインでしたけど、来た−と感じた」という。ピンまで5メートルの大きく曲がるフックを決めている。

 それはそうかもしれない。13番でバーディー奪取の直後だけに、もし凶が出たらせっかくの上り調子へ水を差す要因に、つながるかもしれなかった。やはり、勝負師である。

 その後も上がりの3ホールで2バーディー奪取。特に最終18番は単独2位へ浮上するために、何としても-のシーンだろう。第3打へ意識を全集中させ、残り112ヤードの第3打をピン1メートルへ。2週連続予選落ちの悪夢を吹き飛ばすようなチャージである。

 「来季へ向けた修正ポイントを、大幅に予定を早めて前々週から着手。前週はうまくいかなかったけど、今回は少し手応えがあった。あのままではもう、戦えないと感じていたから」と話した。とはいえ、喜んでばかりはいない。

 「海外の選手は日本のコースにはそれほど慣れてはいないはず。それでも、一日毎に対応しながら、スコアを出してくる。すごいなぁと思った。私も優勝をしたい。少しでもチャンスが来たときは、しっかりとつかめるようにもっと練習を重ねて準備をします」。即実行の成果は残り少ない今季のお楽しみである。


<Photo:Yoshimasa Nakano/Getty Images>

 一方、完全優勝を狙った上田桃子はサンデーチャージが不発。最多バーディー賞、ベストスコア賞を獲得したものの、後悔の残るラウンドになった。「(パー5の)13番でバーディーをとれなかったことが大きかった。まぁ、13番だけではなかったけど、チャンスで決められない。(ドライバーグへ)楽なゴルフをさせてしまったと思う」と猛省している。

 続けて、「最終日のバックナインでオーバーパーを叩いているようでは勝てない。同じ結果がダメでも、腹をくくってプレーしたら、もう少し違ったかなぁ」。自問自答をしながら、取材に応じた。序盤の1、4番でバーディーが先行。いい流れをつくっただけに、無念−の気持ちがヒシヒシと伝わってきた。

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