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2023.9.24

特別賞ハンター・宮澤美咲が猛チャージ66 

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

第50回ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント 利府ゴルフ倶楽部(宮城県)最終日

 母子コンビで2週連続の大健闘。宮澤美咲が今季3度目のトップ10フィニッシュで、今大会を盛り上げた。見ていて楽しい-がプレースタイル。この日は何と、人生初の1日で3回のチップインに成功した。

 発奮材料はスタートホール。「2メートルのパーセーブができず、おはようボギーでした。ボギーはいけないけど私の場合、おはようバーディーの時はその後、一日を通して、バーディーがとれないパターンもある。だからボギーの方がいいんです」という、プラス思考が幸いした。

 パー3の3番で3メートルのバーディーパットを決め、上昇のきっかけをつかむ。続く5番、グリーンエッジから残り16ヤードの第3打を52度で、鮮やかなチップインバーディーがカップへ吸い込まれた。9番ではピン横4メートルから52度でのチップイン。後半の16番、グリーンオーバーしたものの、打ち上げの難しい5メートルを58度で、二度あることは三度ある-を実践。7バーディー、1ボギーの66は最終日のベストスコアだった。

 9月を迎え、2週連続予選落ちが気がかりだったが、見事に復調。「前週、アプローチの調子がすごく良くなった。3日間で2回、チップインがあって…。だけど、まさかきょうは一日3回なんて…。本当に信じられない」と笑いながら、首をひねった。

 プロ2年目のシーズン。22年はステップ・アップ・ツアーが主戦場だった。JLPGAツアーへ2戦出場したものの、ともに予選落ちを喫している。きっかけをつかんだのは1年前のSkyレディースABC杯。プロ初優勝を飾っている。今季はステップ賞金ランキング2位で、前半戦の出場権を獲得し、現在はメルセデスランキング44位と初のシード選手を目指して奮闘中だ。

 悲願のツアー初Vは手が届かないものの、特別賞ハンターの異名がある。手始めは5月のRKB×三井松島レディスのドライビングディスタンス賞(50万円)。続いて地元北海道のミネベアミツミレディス北海道新聞カップでベストルーキー賞(100万円)、前週、住友生命Vitaliレディス東海クラシックのルーキー賞(50万円)をゲットした。そして、今大会ではベストルーキー賞(30万円)と、最終日のベストスコア賞(30万円)。どんどん輝きを増している。


<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 2週連続でキャディーをつとめた母・薫さんもうれしそう。「前回と今回はキャディーさんが見つからず、それなら母がやる、となりました。でも、ゴルフは年に2、3回、家族でラウンドする程度です。ライン読みなどはもちろん、私が行う。だけど、よく口を出してくる。そのたびに言い返すことができるからストレスがたまらないのかもしれませんね」と名コンビとなった舞台裏を明かした。とはいえ、今回限りだそうだ。

 ちなみに、母子で並んでいると顔と声がそっくり。「たくさんの皆さんからいわれます。しかし、母はたまに私に向かってブスっていうことがある。ちょっと複雑です」とも漏らした。まぁ、これもご愛敬というものだろう。

 ゴルフを始めてからクラブハウス到着時、と引き上げる際はキャディーマスター室、フロントで丁寧にあいさつをすることがルーティンだ。「ゴルフはヘタでも、あいさつがヘタは許さない」を7歳から始める。自身のほほえみの美学とあわせ、さわやかな所作の数々がすっかり板についてきた。次は当然ながら、Vを-。

(青木 政司)

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