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2015.4.18

Go West! 若林舞衣子の静かなる決意

『KKT杯バンテリンレディスオープン』 熊本空港カントリークラブ(熊本県) 2日目

 一瞬で変化する勝負の流れ。若林舞衣子は18番で思い知らされた。残り73ヤードの得意な距離。58度で打った第3打は硬いグリーンで予想外のランが加わり、想定したバーディーではなく、ボギーに。「ボールを止める自信もあって、思い通りに打つことができた。悔いはありません」と話している。一方、突き放したはずだった、同組の菊地が起死回生のイーグルを。ゴルフのもつ勝負の奥深さを象徴する存分に感じる1シーンといっていいのかもしれない。あすの最終日も最終組で直接対決。「追いかける方が気持ちは、楽です」と自分へ言い聞かせるように淡々と語っている。

 先週は、試合を休み、気分をリフレッシュさせた。トレーニングはもちろん、怠らなかったが大阪へ引っ越したという。「今までは東京で、姉の自宅近くに住んでいた。ご飯の世話から何もかもやってもらい、不自由のない生活を送っていたけど…」と、ひと呼吸おいて、「独立して自分ひとりで生活をすれば、何かが変わると思った。環境が変われば、しっかりとした気持ちが芽生える」と。そこで選択したのは、全くゆかりのない大阪だったわけだ。2012年大会を制した若林。「菊地さんは危なげがないし、ショットもいい。だから明日は、チャンスをしっかりものにしたい。自分がバーディーをとっていかないといけない」と、攻撃へ転じる。

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