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2024.2.27

玉城中で総合学習 ゴルフの素晴らしさ伝える

 地域密着。第37回を迎えるダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメントは、29日の開幕を前にさまざまなイベントが盛りだくさんだ。27日、南城市立玉城中学校1年の153名を対象にした総合学習が行われた。

 もっと、ファンを増やしたい。ジュニアの育成は当然のこと。それ以前に、これからを担う世代に関心をもっていただくことも、普及拡大の大切な取り組みだ。この日、JLPGA会長・小林浩美が同校で講演。

 「ボールを打ち、屋外でいい空気を吸いながら歩き、仲間とコミュニケーションをとる。特有の素晴らしさが健康を促進します。その上で、コース攻略法を考え、スコアを数えることが脳の活性化まで促す。ゴルフが生涯スポーツといわれる源になっている。実際、ウイズ・エイジングにつながることは科学的にも証明されています」と、大いに興味をそそられた様子だった。

 加えて、人生の先輩として各生徒に向き合い将来、なりたい職業についての相談を。「ばくぜんと目標を考えてはいけません。具体的な目標を設定する。目標を超えるためには努力が必要です。同時に、工夫がうまれる。その工夫した経験は一生の財産。自信になる。結果は大切ですけど、その過程が大切。とにかく、具体的に考えましょう」などと、各自に通用するアドバイスをしていた。

 訪問がスタートしたのは2002年。前年、全国的に職業体験など、幅広く総合学習を行うようになっている。大会を主催するダイキン工業株式会社が提案し、実現したものだ。同校のOGには大城美南海がいる。04年大会で宮里藍の優勝を目の当たりにして大感激。玉城中進学を機にクラブを握り、プロになった経緯もあった。

 1日には大会観戦に加え、放送センターやプレスセンター、速報本部など職場見学などのスケジュールがある。「玉城中学校の皆さんは、とても恵まれています。1年生はダイキンオーキッドレディスを毎年、目の前で観戦できる。選手の真剣勝負。しかも開幕戦です。息遣い、緊張感が伝わってくる。感動しますよ」といい、「ゴルフを通じて、学ぶことができる6つの価値観があります。正直、責任、礼儀、感謝、尊敬、自立。試合を観戦すれば、その意味がわかっていただけるでしょう。きょうは、もうひとつ、スコアを決める大切なパッティングを体験してください」と結んだ。

 副会長・小田美岐がパッティング時の姿勢、スタンス、グリップなどを説明し、生徒全員が、ほぼ初体験の競技へチャレンジ。その難しさに、会場内には驚きの声が各所であがる。準備は整った。華やかなトーナメントを実体験することは、きっと人生に彩を添えるものになるに違いない。


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