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2024.4.27

圧巻の62でレコード更新 不動裕理が13年ぶりV

不動裕理<Photo:Toru Hanai/Getty Images>

 JLPGAレジェンズツアー2024シーズン第2戦『太陽生命 元気・長生きカップ2024』(賞金総額2,000万円、優勝賞金300万円)大会最終日が4月27日、千葉県千葉市・東急セブンハンドレッドクラブ 東コース(6,085ヤード/パー72)で行われ、レジェンズツアーデビュー戦となった不動裕理が、通算11アンダーで鮮やかな逆転V。13年ぶりとなる優勝を飾った。通算9アンダーの2位タイには、佐藤靖子と酒井千絵が入った。
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 強い不動が帰ってきた。2011年以来となる優勝は、レジェンズツアーデビュー戦で達成した。「きょうはとにかくショートさせず、しっかり打つことだけを考えた」と、きのうまで入らなかったパッティングの精度が増し、スタートから4連続バーディー。7番で4メートルを沈め、8番ホールでトップに並んだ。12番で3メートルを決めると、きのうからよかったショットの精度もさらに増す。13番では、60ヤードをSWで20センチに。14番でも125ヤードを9番アイアンで同じく20センチにつけた。3連続バーディーを奪い、後続を引き離す。16番でさらにスコアを伸ばし、最終18番も3メートルを沈め、自己ベストとなる62ストロークをマークした。

 「まさかこのスコアが出るとは思わなかったので、自分でもビックリしています。この年齢になって、10アンダーを出すのは不思議な気持ちです。きょう一緒に回った3人の先輩方の応援と励ましのおかげでこのスコアが出ました」。62ストロークは、これまでのレジェンズツアーの18ホール最少ストローク記録を2打も縮めるレコードとなった。

 レジェンズツアー初出場。連日、ティーイングエリアで、幾度となく笑顔を見せていたのが初々しくも見えた。「先輩方のプレーの速さには戸惑いました。JLPGAツアーでは、最初にセカンドを打って、グリーンに歩いていましたが、今回は気が付くといつの間にか3人打ち終わっていました。結果にこだわりながらもみんなで一緒に頑張ろうっていうゴルフもあるんだなと思いました。このような楽しい大会に出場することができて幸せです。こういう大会があることを皆さんにも知ってもらいたいです」とデビュー戦ながら、レジェンズツアーのアピールも忘れない。

 「自己ベストの62が出たし、うまくいかなくなったのは、年齢のせいではなかったのかなと思いました。このゴルフを忘れないようにしたい。私はまだ若い。まだ新人みたいな気持ちでこれからもやれたらなと思います」。生涯スポーツであるゴルフの楽しさを再確認できた今後の不動が楽しみだ。



佐藤靖子<Photo:Toru Hanai/Getty Images>

佐藤 靖子(2位タイ:-9)
 「速報ボードを見ながらラウンドしていましたが、バーディーを取っても、取っても追いつけず、さすが不動さんだなと思いました。私自身、2日間36ホールすべてパーオンして、両日ともノーボギーだったので、その辺は、自分を褒めたいと思います。次戦は、ワールドレディスサロンパスカップですが、今年は、レジェンズツアー1勝を目指して頑張りたい」


福嶋晃子<Photo:Toru Hanai/Getty Images>

福嶋 晃子(7位タイ:-5)
 「今週はイマイチ距離が出なくて、パッティングもよくなかったので、ちょっと残念な2日間でした。悪いなりには上位フィニッシュできたという感じです。一緒にラウンドした不動さんは、やっぱりすごいですね。第2打の距離感とパッティングは見事でした。次戦までに時間があるので、私も自分のゴルフを立て直して頑張りたいなと思います」

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