2024.11.10
初タイトル決定 竹田麗央ラストスパート宣言
<写真:家族提供>
第40回伊藤園レディスゴルフトーナメント グレートアイランド倶楽部(千葉県)最終日
JLPGAツアー、24年シーズンはいよいよ大詰め。2試合を残し、竹田麗央の年間女王が10日、決定した。しかし、最終日の試合会場に本人は不在。リモート会見で、「今年がスタートした時、女王なんてとても考えてはいなかった。次週、(タイトルは)自分で決める、と思っていただけにビックリしました」と目を丸めながら語った。
今大会、よもやの予選落ちを喫し、「こういう形(リモート)で申し訳ありません。予選通過をできず、ごめんなさい」と、笑顔でひとことがほほえましい。今季は初Vからここまで8勝と快進撃が続いている。躍進のきっかけは、「ショートゲームをオフから集中的に取り組んだことです。去年のオフ、優勝するためにはどうしたら-と振り返り、優勝者と私の比較をしたら、ピンチで簡単にボギーを叩かないことだと気がついた。シーズンに入ってもたくさん練習しています」と、テクニカルの進化を説明した。さらに、「開幕前、目標はツアー初優勝でした。それが春に達成できて、すごく自信がついたことも大きいと感じている」と、プロ3年目、内面の成長も加える。
<写真:家族提供>
その上で、最も喜びが多かった勝利を「TOTOジャパンクラシックです。どの優勝もおなじぐらいうれしいけど、年末に(USLPGAツアーの最終予選会)Qシリーズを受験しなくても良くなったから…」と前置きし、最も悔しかった敗戦を、「ヤマハレディースオープン葛城です。優勝争いして、また敗れた。最終日に崩れて、スコアを伸ばせない。足りなかったのは最終日の強さ、と気がついた。本当に勉強になった試合です」と話した。
25年は新天地へ挑戦。「1月末からシーズンがはじまるそうです。少しだけ不安だけど、楽しみが多い。もっともっと、たくさんの経験を積みたいからです。ただ、食事や移動など日本と比べ、とても大変そうですけど、私は何でも食べます。大丈夫」と、大きく頷いた。ちなみに、渡米の際、忘れてはならないもの、という質問に、「化粧水です」と即答。大器は堂々としている。
ただし、「(伊藤園レディスの)予選落ちは悔しい。残りの2試合は絶対に上位で戦います」と奮起の言葉を忘れない。それこそ、絶対女王へのプロセスだ。
(青木 政司)
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