2026.4.12
ウー チャイェン 大混戦を制して今季初勝利を飾る
<Photo:Yoshimasa Nakano/Getty Images>
JLPGAツアー2026シーズン第6戦『富士フイルム・スタジオアリス女子オープン』(賞金総額1億円、優勝賞金1,800万円)大会最終日が4月12日、埼玉県鳩山町・石坂ゴルフ倶楽部(6,580ヤード/パー72)で行われた。1打リードの首位でスタートしたウーチャイェンがスコアを2つ伸ばし、通算10アンダーで今季初勝利、JLPGAツアー通算2勝目を飾った。2打差の通算8アンダー、2位タイには地元埼玉県出身の岩井明愛と佐久間朱莉が入った。
最終組が前半の9ホールを終えた時点で、1打差に9人がひしめく大混戦になったこの日。勝負は、サンデーバックナインに持ち込まれた。傾斜の大きなグリーンが、風によってどんどん硬くなったうえに、厳しいピン位置が各選手を苦しめる。1ホールごとに目まぐるしくリーダーボードの順番が変わるなか、スルスルと混戦を抜け出したのがウーチャイェンだ。
前半こそスコアを1つ落としたが、後半は4バーディー、1ボギーの33をマーク。通算10アンダーまでスコアを伸ばした。「前半はグリーンも難しかったですし、パッティングのリズムも良くなかったので、焦らずにプレーしました」。ゴルフの調子自体は、それほど悪くはない。必ず後半にチャンスが来ると信じてプレーを続けた。
その思いがすぐに数字となって現れる。11番パー4ではピンまで残り155ヤード地点から7番アイアンで1メートルにピタリ。それを沈めると、続く12番パー5でも5メートルを沈めて連続バーディーを奪う。さらに16、17番ホールでも連続バーディーを奪い、この時点で2位以下に3打差をつけた。
ダブルボギーでもいいと思ってプレーした最終18番ホールではボギーを叩いたものの、ただ一人2桁アンダーとなる通算10アンダーでホールアウト。今季ツアー初優勝、昨年の大王製紙エリエールレディスオープンに続くJLPGAツアー通算2勝目を飾った。

<Photo:Yoshimasa Nakano/Getty Images>
ただ、絶好調で今大会を迎えたわけではない。今季は4戦を終えた時点で、予選落ちが3回と奮わなかった。しかし、3戦目のVポイント×SMBC レディスゴルフトーナメントからパターを長尺に替えたことが契機となる。その試合で今季初の予選通過(25位タイ)を果たし、前週のヤマハレディースオープン葛城でも9位タイに入った。
いい流れで迎えた今大会では、第1日から68をマークして好スタートを切り、自信を深めていた。昨年の初優勝ではうれし涙を浮かべていたが、今回は笑顔のV。自分が思い描いた通りのゴルフを展開できたことの証明でもある。
将来的には、年間女王という大きな目標もある。「人生の目標なので、徐々に…」と語るが、今回の優勝でメルセデス・ランキングは6位に浮上。目標を達成する日は、近いかもしれない。
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