2026.6.14
福田萌維がプロ初V アマ今西とのPOを制す
<Photo:Hiromu Sasaki/Getty Images>
JLPGAステップ・アップ・ツアー2026シーズン第7戦『ルートインカップ 上田丸子グランヴィリオレディース』(賞金総額2,000万円、優勝賞金360万円)大会最終日が6月14日、長野県上田市・上田丸子グランヴィリオゴルフ倶楽部(6,277ヤード/パー71)で行われ、プロ2年目の福田萌維が初優勝を飾った。勝負は通算15アンダーで並んだ今西さくらとのプレーオフ(PO)へ。PO1ホール目でバーディーを奪い、大混戦を制した。1打差の通算14アンダー、3位は石井理緒。
プロ2年目のシーズン。福田萌維は10代最後の試合で驚くような進化を見せた。プレーオフ1ホール目。勝負がかかる143ヤード(18番パー3)の第1打で、迷わず8Iを選択した。打球は、ピン1メートルへ。絶好のバーディーチャンスを演出する。「ここで勝たないと、上にはいけない。緊張したけど、しっかり決めることができた」という。
第2日、コースレコードタイの63をマーク。首位に立った。しかも自己ベストを更新。プロ初優勝をかけて最終日へ臨んだ。「キーホールになったのは1番。流れをつくる大事なホールです。バーディースタートができたことは、私にとって、とても大きかったと思います」と話した。
前半で3バーディー、ノーボギーのラウンド。しかし、楽な優勝などあるわけがない。後半、14番でボギーを叩き、しかもアマチュアの今西さくらが猛追してきた。「追われる展開は、本当に苦しい。でも、今年は目の前のワンプレーに集中すれば、結果はついてくる」と、自身の信念はゆらぐことはなかった。その上で、「シーズン途中で技術が大きく変わるものではありません。もし、変わるとすれば気持ちでしょう。だから、結果を求めずワンプレーに徹底する、を実践。おかげさまで心が強くなったと思います」。
15番、見事なバウンスバックを決めた。これも大きい。「きょうのプレーはボギーを含めて18ホール、いいプレーができて、とても落ち着いていた。気持ちが9割のゴルフ。だから、プレーオフだけは勝ちにこだわりました」と振り返る。

<Photo:Hiromu Sasaki/Getty Images>
実は開幕前、二者択一の選択を迫られた。宮里藍 サントリーレディスオープンゴルフトーナメントのウェイティング、そして今大会の出場か-を。前2週のJLPGAツアーでは連続トップ10入りを果たしており、調子はいい。熟慮を重ねた。とはいえ、確実に試合へ出場できる今大会を選んだ。
「去年も出場して、コースとの相性の良さを感じた。ステップで学ぶこともすごく多い」。結果は吉である。しかも、18日は20歳の誕生日。「一生の思い出になります。特別な優勝です」と、満面に笑みをたたえた。進化だけではない。真価もみせた一日になった。
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