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2026.7.31

44歳の福田侑子 ステップ・アップ・ツアー最年長V

<Photo:Yoshimasa Nakano/Getty Images>

JLPGAステップ・アップ・ツアー2026シーズン第11戦『カストロールレディース』(賞金総額2,000万円、優勝賞金360万円)大会最終日が7月31日、千葉県市原市・富士市原ゴルフクラブ(6,515ヤード/パー72)で行われた。通算14アンダーで並んだ福田侑子と中地萌がプレーオフに進出。1ホール目、福田がバーディーを奪い、ステップ・アップ・ツアー初優勝を飾る。1991年、池渕富子の44歳233日を35年ぶりに塗り替える、44歳262日の同ツアー最年長優勝となった。2打差の通算12アンダー、3位タイに平塚新夢、浜崎未来、薮田梨花が入った。

「積み重ねてきた経験が結果に出ました」。中地萌とのプレーオフを制した福田侑子はホールアウト後、静かに語った。プレーオフの舞台となった18番パー4はグリーン手前から右サイドにかけて池が広がる。ピンはグリーン右サイドに立っていたため、第2打は勇気と技術が試されるホールだ。

中地の第2打は左サイドのバンカーからだったが、ピン左手前約5メートルにナイスオン。それを見て「若い選手に負けていられない」と闘志を燃やす。「プレーオフで逃げていたら話にならない」と思いながら放った第2打はピン手前2メートルに。残り176ヤード、5番ユーティリティでのショットだった。それを沈めてプロ初優勝を飾ると同時に、ステップ・アップ・ツアーの最年長優勝記録も塗り替えた。実にプロ21年目での栄冠だったが、涙はなく、じっくりと喜びを味わうかのように穏やかな笑顔を振りまいた。

経験による技術を見せたのはそれだけではない。首位タイで迎えた17番パー5では第3打がグリーンを大きくオーバー。左足下がりのラフから54度のウェッジで放ったアプローチはピン右約50センチにピタリと止まる。「サンドウェッジだとチャックリするし、上手く打っても止まってしまう。ボールが手前のカラーに落ちてからも転がるクラブを選択しました」。読み通りの1打で最大のピンチを回避した。


<Photo:Yoshimasa Nakano/Getty Images>

続く18番でもグリーン奥から15ヤードの距離を54度のウェッジで打つと、ボールはカップに向かってスルスルと伸びていく。惜しくも外れてしまったが、技術の高さを改めて認識させた。

12、13年にはJLPGAツアーでシード権を保持していたが、腰回りのケガにより翌年はシード落ちに。一時はツアープロをあきらめることを考えた時期もあったが、それでもクラブを置かず、ケガと付き合いながらもシード復活、プロ初優勝を目指しながら戦ってきた。今季、JLPGAツアーでは笠りつ子が、ステップ・アップ・ツアーでも宅島美香と、同じ78期生の同期が優勝を飾っている。当然、いい刺激になったし、負けていられない気持ちも今まで以上に強くなった。

ここ数年はステップ・アップ・ツアーが主戦場となっている福田だが、今回の優勝で、ソニー日本女子プロゴルフ選手権大会の出場権を獲得。しかも開催コースは、合格したプロテストの開催コースと同じ片山津ゴルフ倶楽部だ。「テストに合格した地に戻るのはとても感慨深いです」と語るが、2年ぶりのJLPGAツアーでもしっかりと結果を残したい。

将来的には米女子シニアツアーに挑戦したい目標を持つ。その日が来るまで、体をケアしながら、技術をさらに高めていくつもりだ。

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