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2015.10.30

ロケットスタート!アマチュアの畑岡奈紗が首位

<写真:Atsushi Tomura/Getty Images>

 2015年LPGAツアー第33戦『
樋口久子 Pontaレディス』(賞金総額7,000万円、優勝賞金1,260万円)が10月30日、埼玉県飯能市・武蔵丘ゴルフコース(6,605ヤード/パー72)で開幕した。第1日、4アンダーで単独首位に立ったのはツアー初出場のアマチュア、畑岡奈紗。1打差の3アンダー、2位はルーキーの武尾咲希が続き、2アンダー、3位タイに、西山ゆかり、諸見里しのぶ、馬場ゆかりなど9人が続く大混戦となった。ディフェンディングチャンピオンの上田桃子はイーブンパー、19位タイ。(天候:晴れ時々曇り 気温:19.5度 風速:0.8メートル)

 NASAといっても、アメリカ航空宇宙局ではない。女子ゴルフ界に突然、出現した畑岡の名前は、奈紗。「名前ですか、気に入っています。皆さんがすぐに覚えてくださるから、とても得をした気分。アメリカへ行った時もオオッ! という感じでびっくりされたことが何度もあった」と話した。今回は、マンデートーナメントを突破して、プロツアー初出場。得てして、未体験の世界はプレッシャーに押しつぶされてしまいそうだが…。「母がキャディーをつとめてくれたおかげで、緊張せず、プレーをすることができました。それどころか、朝はショットの調子が今いまひとつ。パープレーで回れればと思っていたから、すごくうれしい」と瞳を輝かせている。適度な緊張感がプラスアルファを引き出す。そう、同級生の勝みなみと同じようなタイプだ。

 ゴルフを始めたのは、11歳。母・博美さんとともに練習場へ足を運んだのが、きっかけだった。それまでのスポーツ歴は、陸上短距離。中学2年生の新人戦で7位に入ったのが最高の成績だ。その経験を活かして、158センチ・62キロの体形ながら、「得意なクラブはドライバー。平均飛距離は260ヤードぐらいです」。サラリといってのけたあたり、大器の2文字を連想させる。昨年の『日本ジュニアゴルフ選手権競技』。6打差のリードを守り切れず、勝に敗れた。「私よりも、みなみちゃんは、勝ちたいという気持ちが勝っていた。今年の『IMGA世界ジュニア選手権』で優勝できたのは、悔しい経験をしたからだと思います。でも、私は私。焦る必要はない。まずはローアマチュアを獲って、チャンスがきたら優勝したいです」。淡々と話している。ちなみに、LPGAツアー初出場のアマチュア選手が、首位発進したのは、1988年ツアー制度施行後、初めてだった。

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