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2015.11.26

堅実が持ち味 難コースを味方に前田陽子が首位発進!

<写真:Chung Sung-Jun/Getty Images>

 2015年LPGAツアー最終戦『LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ』(賞金総額1億円、優勝賞金2,500万円)が11月26日、宮崎県宮崎市の宮崎カントリークラブ(6,448ヤード/パー72)で開幕。大会1日目はタフなコースセッティングに加え、強風が吹き荒れ、各選手を悩ませた。通算3アンダーで首位に立ったのは、前田陽子。1打差の2アンダーの2位は申ジエ(韓国)、1アンダーの3位でアンソンジュ(韓国)が追う展開となった。(天候:晴れ、気温:14.6℃、風速:4.7m/s)

 選ばれし者。最高の舞台。そして、首位発進。31歳のスタートには、もってこいの1日だ。前田陽子は、「優勝は考えていません。出場しているのは、ボミさん、テレサなど強い選手ばかりです。私が楽しみにしているのは、そういう中へ入って、どんな力を出せるか。ひたすら、挑戦するだけです。気が楽なことは、予選落ちがないこと。だから、思い切ってプレーします」。静かに、正面を見つめていた。スコアの良否にかかわらず、いつも淡々としていることが多い。ちなみに、第1日の目標を質問すると、「最下位にだけは、絶対にならない。私は現実派です」と大まじめに話している。取材をしていて、1度も浮ついた話を聞いたこともない。

 堅実無比。それがこの日のプレーに凝縮されていた。同組でラウンドしたのは、世界ランキング9位のチョンインジ。「前日から、たくさんのことを勉強できると思って、ラッキー!これも誕生日のプレゼントでしょうか。彼女は日本語を少し話せるから、とても楽しかった」と振り返っている。強風が吹き荒れるラウンドで、持ち味の忍耐を発揮。今大会は2年連続2回目の出場だ。「去年は出場できただけで満足したけど、今回は、今年1年間の成果を全て出し切りたい」。第2日は、元世界ランキング1位の申ジエと最終組でラウンドする。地に足をつけ、日々成長を目指す。


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