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2016.2.17

2016新シード選手特集 第4回 堀 琴音

<Photo:Atsushi Tomura /Getty Images>

昨年初めてシード権を獲得し、新シード選手として今季のLPGAツアーに参戦する8名の選手たちを紹介していきます。第4回は、堀 琴音 です。

堀 琴音 <ホリ コトネ>
1996年3月3日生まれ 徳島県出身

 父の勧めでクラブを手にしたのは7歳。姉の奈津佳の影響も大きかった。ただ、「クラブはお下がりで、飛距離が出ない。負けず嫌いだし、夢中になって練習をした」という。中学2年の3月、「将来はプロになりたい」と意識するようになり、'11年全国高等学校ゴルフ選手権春季大会で3位に入り、「手応えがあった。あの時です。絶対、プロになる、と誓ったのは」と話した。         

 '10年に四国ジュニアゴルフ選手権女子12~14歳の部で優勝。'11年は関西ジュニアゴルフ選手権と第66回国民体育大会を制した。'12、'13年はJGA女子ナショナルチームで活躍。そして、自身が「アマチュア時代、一番うれしかった優勝」と振り返ったのが、'13年の日本ジュニアゴルフ選手権競技女子15~17歳の部。「集大成だと思って、試合へ臨んだ。ラストチャンスでしたからね」と語った。'14年はサイバーエージェントレディスで4位、中京テレビ・ブリヂストンレディス8位、リゾートトラストレディスを8位でフィニッシュ。アマチュアでの出場3試合連続トップ10入りを果たした。'84年の中島恵利華以来、30年ぶり。'88年のツアー制度施行後は初の快挙だった。また、ステップ・アップ・ツアーのABCレディースでは、史上2人目となるアマチュアでの同ツアー優勝を遂げている。

 '14年のプロテストでトップ合格を目指したが、3位通過。姉とともに、16組目の姉妹プロが誕生。ファイナルQT45位で、'15年のレギュラーツアーへ出場資格を得た。また、プロとして出場したステップ・アップ・ツアーの最終戦・京都レディースオープンで優勝。

順調にステップアップを重ね、迎えた'15年。「開幕戦の前夜は、ワクワクしていた」という。ところが、パッティングの不調に悩まされ、3試合連続で予選落ちを喫するなど、アマチュア時代とは勝手が違うことに驚いた。しかし、試合を経験するたびに進化を見せ、中京テレビ・ブリヂストンレディスで、5位タイと気を吐いた。「私が得意としてきたコース。やっぱり、相性ってありますね。結果がついてくると、ゴルフがとても楽しくなる」と笑顔を。シーズンを通して、コースでの練習はもちろんのこと、朝晩のトレーニングは欠かさずに行ってきた。また、アマチュア時は、食が細いのが悩みだったが、「朝食をたくさん食べる」というノルマを。苦手の野菜、ピーマン、ナスなども口にした。その効果で、開幕から体重の変動はなし。それでも、夏場以降は体力をもっと…。そう感じた。特に日本女子オープンの最終日に痛感。一方で、秋はたくましさを増した。マンデートーナメントに4度トライして、すべてクリア。伊藤園レディスでは、マンデー挑戦から優勝争いを演じ、'15年の最高成績3位タイでフィニッシュした。「'15年は、賞金シード権がとれたことはうれしい。無我夢中の1年でした。最大の目標は10代での優勝。これがダメでものすごく悔しい。うれしくて、悔しい。ハーフ、ハーフ」と総括している。

 '15年LPGAアワードで新人賞を獲得。深紅のバラを連想させるようなドレスで表彰式に出席した。「すごくうれしい。自慢できる賞をいただきました。一生に一度ですからね」。第48回内閣総理大臣杯日本プロスポーツ大賞新人賞にも選出された。

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