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2016.10.28

606インチを独占!堀琴音が描く初Vのシナリオ 

<Photo:Chung Sung-Jun/Getty Images>

 2016年LPGAツアー第33戦『樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント』(賞金総額8,000万円、優勝賞金1,440万円)が10月28日、埼玉県飯能市・武蔵丘ゴルフコース(6,580ヤード/パー72)で開幕した。大会1日目は大混戦。3アンダーで黄アルム、申ジエ、堀琴音、テレサ・ルーの4人が首位に立った。1打差の2アンダーは、服部真夕など4人がつけている。 (天候:曇り時々雨 気温:12.1℃ 風速:4.6m/s)

 ツアー初Vに最も近く、誰よりも本人が優勝を心待ちにしている選手といえば-。堀琴音ということになるだろう。ツアー3年目で今季の賞金ランキングで12位と大躍進中だ。この日も、チップインバーディーを3回決めて、大ギャラリーを大いに沸かせた。「3回、チップインしたのは初めてです。17番でも入りそうな感じがあった。4回目が来るかなぁ、と密かに思ったけどダメでした」と話している。

 日本女子オープン選手権競技以降、4戦でトップ5フィニッシュが2回。「初優勝ですか? 正直な話、すごくしたくて、したくて…。でも、コースへ入ったら、そんな気持ちは一切、封印し、基本的に1打毎に集中している」という。安定感を生みだしているのが、アプローチ。今夏の全米女子オープンへ出場して、ロブショットの重要性を痛感した。 「帰国してから、集中的にロブショットへ取り組みました。しかし、一生懸命やりすぎて、イージーアプローチがおろそかに。2週前から、転がしなどもバランスよくやるようにしています。きょうも、ノーコックで、手首を固めるイメージでプレーしたことが、チップインにつながったのでしょうね」。

 ホールアウト後には、インタビュールームへ、と声がかかった。あとひと息の内容が続いていることに、「自分なりにいろいろ考えている。一番の原因は、最終日、スコアを崩すことだと思う。ひとつのミスですべてを崩してしまう。そこを直します」と分析している。そんな時、インタビュールーム内に設置されているテレビには、VTRで堀の表情が映し出され、少しだけほほ笑んだようにみえた。

 「小さな頃から、テレビのゴルフ中継を欠かさず、みていた。いつか、私もテレビに映るような選手になりたい。そんなことを思い出した。テレビに映るということは、成績がいいからです。もちろん、今もそう」と説明した。ちなみに、今大会は18番のグリーンサイドには、特別協賛する三菱電機が世界に誇る全天候対応型高輝度LEDオーロラビジョンが設置されている。

 サイズは、606インチ。「最終日、優勝してあの画面に大写しになってみたいです」と目を輝かせていた。

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