完全復活！　比嘉真美子が残り試合でV宣言

＜Photo：Chung Sung-Jun/Getty Images＞

樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント　武蔵丘ゴルフコース（埼玉県）最終日

　通算7アンダー、3位でホールアウトした比嘉真美子を待っていたのは、賞金シード、ほぼ当確の吉報だ。「イェーイ」。これほど明るい表情をみせたことはない。スランプからの脱出を、「きょうのプレーが終わって、比嘉真美子らしいプレーができました」と胸を張った。QT18位の資格でツアーに参戦中だ。

　今季、ようやく調子があがってきたのは、8月下旬のニトリレディスゴルフトーナメントから。「常にギリギリで、やってきました。精神的にも一杯、一杯だったと思う。これほど残り少ない状況で、成績を出すことができたことが、自信になる。自分はもっとできることを再確認。ゴルフ力が一歩、成長したと感じます」と話す。

　とはいえ、ここで満足するわけにはいかない。「きょうは久しぶりの優勝争い。本当に楽しかった。このコースでノーボギーのラウンドは、先が楽しみになりましたね」といい、「残り試合は、優勝することだけを考えます。13年シーズンで2勝をあげた時よりも、すべての面でレベルアップしているから」。さらには、「今まで何をしていたのだろう」と自分自身へ問いかけた。