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2012.8.3

meiji カップ 1日目

有村智恵が単独首位発進

 2012年度LPGAツアー第20戦『meiji カップ』(賞金総額9,000万円、優勝賞金1,620万円)の大会初日が、北海道北広島市の札幌国際カントリークラブ 島松コース(6,490Yards/Par72)で開催された。

 天候:晴れ、気温:22.8℃、風速:3.3m。半袖では肌寒さすら感じるほどの、快適な晴れ空のもと行われた初日。北海道特有の洋芝コースのなかスコアを伸ばしたのは、今シーズン2勝を挙げている有村智恵。7バーディー・2ボギーの67をマークし、単独首位に立った。1打差の2位タイには川原由維と櫻井有希。2打差の4位タイには、地元北海道の飛鳥未来高等学校3年生・藤田光里さんら4選手が続いている。

 「今日は5~6mのチャンスを沢山決めることが出来ました。ここは難しいホールとバーディーを取れるホールが分かれているのですが、しっかり取ることが出来てよかったです」とミドルパットが好調だった有村。しかしこの日喫した2つのボギーはアプローチを寄せきれず、1.5m以内のショートパットを外してのもの。「洋芝でアプローチが微妙な転がりをするので、ボールが操りづらかったです。ショートパットのイメージも出ず、今日はプラスマイナスゼロですね。ショットはいい頃に比べて、まだ4~5割。いい状態にいくには、2~3割を埋めていかないと」と課題が残る初日となった。

 それでもこの大会は過去4度出場し、3回トップ5に入っている相性の良いコース。「ここのコースは洋芝ですし、アメリカと似ています。アプローチの練習をするには適しているし、その分いつもより多く練習しているのでいいイメージで入れているんだと思います。ここは技をたくさん持っている人が有利だと思うし、私は球を上げるショットが好きで、そういうショットが要求されるこのコースは楽しいですし、その分悔しさもたくさん出ます」と、選手の能力を引き出すコースにやりがいを感じているよう。「4年に一回のオリンピックに出場している選手に比べたら、自分の緊張なんて大したことないと思います。明日も明後日も、どんな困難な状況でも、緊張感を持ってやりたいです」と高いモチベーションを維持して、2日目に臨む。

 そして首位と1打差の2位タイにつけた櫻井有希は、プロ5年目の23歳。今季のツアー出場権を得ることが出来なかった櫻井は、5月の連休明けからゴルフ修行のため単身渡米。約3ヶ月に及んだ練習期間には、総距離7,000ヤードを超える男子のミニツアーに3度挑戦するなど意欲的な練習をこなし、地元北海道での試合に備えた。「いかにパーを取るか勉強になった」という修行の成果はこの日のプレーにすぐ現れた。INからスタートして8番ホールまでは5バーディー・ノーボギーの完璧なゴルフ。最終の9番ホールではラフからのアプローチをミスしてボギーとしたが、「今日は80点。残りの20点は9番ですけど、右に行ったボールがバウンドしてグリーンに乗ったりするラッキーもあったので」と笑顔で初日を終えた。「去年まではパーオン率が悪かったのですが、今日はほとんどのホールでパーオンでした。スイングが安定してきたからだと思います。アメリカに近い芝ですし、洋芝は気にならないです。いい位置に居るとは思いますけど、自分のゴルフさえ出来れば」と自信を覗かせ、さらに上を目指す。


川原由維 (2位タイ:-4)
「全体的に調子が上がってきました。今日はパターが良かったです。父の紹介で体全体の治療をしてもらって、調子が出てきそうだなと思ったら早速今日はよかったです。先生と意気投合して、お酒を勧められて最近始めたんですよ。ワインやマッコリ、毎晩晩酌してます(笑)。今日いきなり結果が出て明日は最終組なので、あたふたしないように今晩は多めにお酒を飲もうかな…(笑)」。

金田久美子 (4位タイ:-3)
「いいゴルフだったと思います。今日はショットが良くなかったけど、パットが入ってくれました。久しぶりに入ってくれましたね。ここ2ヶ月くらいショットが良くてパットが入らなかったんですが、今週はパットがいいと思ったらショットがバラバラでしたね。今まではパット練習ではいろんなラインをやっていたんですが、今週はまっすぐのラインで距離感だけ変えてひたすらやっていました。それがよかったんですかね。明日は考えすぎずテンポよくやりたいです」。

藤田光里 (4位タイ:-3) ※アマチュア
「順位は意識していなくて、スコアをアンダーで回ることを目標にやっていました。なので3アンダーという結果はよかったです。(コースの印象は)この大会には中学1年の時から出ていますし、北海道女子アマでも回ったので、練習ラウンドも何度かやってます。69は(このコースでの)自己ベストタイです。(妹の美里さんがキャディーを務めたのは)大きかったですね。最後のパットでも“絶対に入るから”と励ましてくれました。明日も目指すのは1アンダーです。欲張らないように頑張ります」。

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