1. ホーム
  2. ニュース&トピックス
  3. ニトリレディスゴルフトーナメント 1日目

2012.8.24

ニトリレディスゴルフトーナメント 1日目

プロ5年目の穴井詩が首位発進

 2012年度LPGAツアー第23戦『ニトリレディスゴルフトーナメント』(賞金総額1億円、優勝賞金1,800万円)の大会初日が、北海道苫小牧市の桂ゴルフ倶楽部(6,477Yards/Par72)で開催された。

 天候:曇り一時雨、気温:21.9℃、風速:2.4m。午前中に強い雨が降り、その後は晴れて蒸し暑い天気となった初日。上位争いが混戦となるなか、6アンダーで穴井詩(らら)が首位に立った。2打差の4アンダーには、大谷奈千代、成田美寿々、イナリ(韓国)、イヘス(韓国)の4名。3打差の6位タイには全美貞(ジョンミジョン・韓国)、吉田弓美子ら8名が続いている。

 自己ベストタイの66をマークし、単独首位に立った穴井詩。「ティーショットが良くて、割と楽にセカンドショットが打てました。今年初めてというくらい、ドライバーが曲がっていなかったです」とショットが好調で、バーディーを奪ったホールはピンから3m以内がほとんど。「全体的にショットを抑え目に行こうと思って振り過ぎないようにしています。アイアンは抑え目に打って、ドライバーは低く出すつもりで振っていますが、距離はあまり変わりません。今までが振りすぎていたんですね」と2、3週前から取り組んでいるという振り過ぎないスイングで、正確なショットが身についた。

 今年4月に行われた『フジサンケイレディスクラシック』では初日首位タイに立ちながらも「必要以上に緊張してしまって、地に足がついていなかったです」と49位タイに終わったが「前回は自分では分からなかったけど、緊張していたようです。今回も緊張はあると思うけど、緊張したらスイングが早くなると思うので、自分で緊張しているんだと思って対処していきたいです」と、2日目以降のプレーにも自信を覗かせた。

 久々の好発進となった大谷奈千代は「セカンドショットが悪くて、フェアウェイからでもなかなかグリーンを捕えることができなくて」と、ここ4試合連続で予選落ちと調子を落としていたが、「打つ前に右足のつま先が開かないようにセットアップをキチンとするようになってから、ショットが良くなりました」とこの日は課題であるセカンドショットでチャンスを演出。それに加え「今日は本当にパットが入ってくれました」と2番ホールでは6m、3番ホールでは9mのバーディーパットを決めるなどパッティングも好調で、6バーディーを奪った。「ショットがグリーンに乗らなくて、ずっと悩んでいましたけど、こうして気をつけることですぐ結果が出たので、大事なことだと思います」とセットアップを修正した効果を感じ、確かな自信を得た。昨年のこの大会では、初日の17番ホールのグリーンプレー中に、雷による即時中断のサイレンが鳴ったのに気づいたが、そのままプレーを続けてしまい、無念の失格。「これまで棄権も失格も一度もなかったので、恥ずかしいやら悔しいやらで、どうしていいか分からなかったです」と、失格前のスコアも1アンダーだっただけに、悔いが残る試合となった。「去年の気持ちがあってこれまでやっているので、今年は特別な思いがあります」と並々ならぬ闘志でリベンジを誓う。


成田美寿々 (2位タイ:-4)
「今日はノーボギーで回りたいと思っていて、1個ミスが出たけど自分の思った通りにできました。最近スコアがまとまるようになってきて、『日医工』でいい順位に入ってから、分かるようになりました。アプローチが良くなってボギー数が減ってきたのがスコアにつながってます。一番簡単なオーソドックスなアプローチが下手で、15ヤードのチッピングとかをすぐにボギーにしてたので、それを直しました。明日もミスを減らして、今日と同じように伸ばしていけたらと思います」。

上原彩子 (6位タイ:-3)
「ショット的にはあんまり良くなかったけど、しのぐところをしのいで、チャンスについたところで取れたのでよかったです。アプローチを寄せ切れなかったところも、渋いパーパットを入れることができました。明日は午後スタートだけど、グリーンが柔らかいのでしっかり伸ばしていきたいです」。

吉田弓美子 (6位タイ:-3)
「今日はドライバーがあまり良くなくて翻弄された一日でしたけど、アイアンやアプローチは相変わらず良かったので、グリーンに乗らなくても大丈夫だと自分に言い聞かせて踏ん張ることができました。相性のいいコースですし、いつも一緒にいる綾田(紘子)とか川満(陽香理)の同級生もみんな出場してるので、みんなでツアーを盛り上げられればと。ベストを尽くして頑張ります」。

高島早百合 (6位タイ:-3)
「69ストロークはツアーではベストスコアです。結果として7バーディー(2ボギー・1ダブルボギー)でしたけど、ショットの内容は良くなかったと思います。今日はショットがラフに行くホールもあればピンに絡むホールもあるという、良いところと悪いところがハッキリしてるラウンドで、唯一パットだけが良かったです。(明日は)攻めるところは攻めて、出来ないところは潔く次につなげていけるようにコースマネジメントをしなければいけないので、メリハリをきちんとつけたいです」。

このニュースをシェアする

記事検索記事検索ARCHIVE

年を選ぶ arrow
月を選ぶ arrow
カテゴリ arrow
search検索