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2015.11.12

謙虚と感謝 前田陽子を支える2つの宝物

<写真:Atsushi Tomura/Getty Images>

 2015年LPGAツアー第35戦『伊藤園レディスゴルフトーナメント』(賞金総額1億円、優勝賞金1,800万円)が11月13日、千葉県長南町のグレートアイランド倶楽部(6,639ヤード/パー72)で開幕する。12日はアマプロ大会が開催された。

 勝負は、紙一重。初のホステスプロで迎える今大会。前田陽子は「人生が変わりました。それも、劇的に」とほほ笑んだ。シンデレラという冠がこれほど似合ったプロはいなかった。努力と苦労が報われることを証明して一躍、全国区の知名度を獲得している。初優勝が縁で、今年から大会主催の伊藤園と所属契約。また、慢心することなく、今季は『サマンサタバサ ガールズコレクション・レディーストーナメント』で通算2勝目を飾った。常に心掛けているのは、謙虚。ラグビーの五郎丸歩ではないが、これまで培ったルーティンを大事にする。

 「伊藤園さんのご厚意で、コースの宿泊施設を利用するお話もありました。でも、私にはルーティンが…。トーナメントへ向かう時は、ホテルへ泊まって朝、車を運転して、コンビニエンスストアへ立ち寄ってとか、いろいろある。だから、去年と同じ。ゲンを担いでいるわけではないけど」と話し、「練習ラウンドもいつも通り。去年と同じで、西山ゆかりさんと一緒です。ただ、1年前の思い出話で結構、盛り上がった」と明かす。

 ちなみに、所属先の本庄八郎会長からは、「伊藤園だからといって頑張らなくていいけど、予選は通ってね、といわれました。ホステスプロを経験することは、これからの人生でもプラスになる。しかし、去年は去年。今年は今年と割り切っています。いい意味で、自分にプレッシャーをかけず、あまり結果を気にしないようにプレーしたい」。さらに、前田は続けた。「伊藤園さんから、所属契約のお話があったのは、去年のLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップの時でした。プロになった時、自分で一生懸命に頑張って、こちらから売り込むのではなく、先方から、どうですか-といわれるような選手になりたい。それが、私の夢。あの日の感動は一生、忘れられないし、精いっぱいプレーします」。この日もまた、初心忘るべからず!

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