新人賞の堀琴音　『自慢できます』

＜写真：Getty Images＞

　一生に1度の新人賞。堀琴音は、「すごくうれしい。自慢できる賞をいただきました」と胸を張った。長いようで短かったツアーのルーキーシーズンを「無我夢中の1年」と総括している。今季の目標は2つあった。
①10代でのレギュラーツアー優勝　②賞金シード獲得
「来年のシード権が獲れたことはうれしい。でも、10代の優勝がダメでものすごく悔しいです。うれしくて、悔しくて、ハーフ、ハーフ」と話している。

　すでに、今季の反省を踏まえ、具体的な改善点も見えてきた。「やはり、パッティングです。あの時決めていれば、もったいない、などと思うことが何度もありました。1ストロークで順位だって大きく変わることが身をもってわかった。平均パット数が今年は、56位。圏外でした。来年は、このランキングを大幅にあげたい。いや、あげます」と誓っている。また、本人の想定外は、パーオン率だった。「それほど意識していたわけではないけど、ものすごく良かったです。来年はひとケタ（順位）を目指します」。年明けから神戸でトレーニングをスタートさせ、1月下旬からのタイ合宿を経て、ツアー開幕戦で進化を披露する。