忍耐力が勝負へのカギ！　小橋絵利子が首位タイに浮上

　2016年LPGAステップ・アップ・ツアー第2戦『パナソニックオープンレディース』（賞金総額2,000万円、優勝賞金360万円）の2日目が、千葉県野田市の千葉カントリークラブ 野田コース（6,512ヤード／パー72）で行われた。

　大会2日目は、最大瞬間風速14.4メートルと強風が吹き荒れ、首位タイのスコアは通算2オーバー。小橋絵利子、野澤真央、種子田香夏、谷河枝里子、小宮満莉花、石山千晶、篠原まりあ、鬼澤信子、アマチュアの蛭田みな美の9名が並ぶ大混戦となっている。（天候: 曇り　気温:19.6℃　風速:5.2 m/s）

　「前半はショットがすごく悪くて、ドライバーの当たりも悪かった」とボギースタートとなった小橋絵利子。3番、6番もボギーとし、7番でこの日初めてバーディーを奪った。「この調子で2オーバーにまとめられたのは上出来です」と、前半を38で折り返した。「朝の練習場から力が入っていて、スイングのタイミングも早かった。後半も最初、セカンドですごいダフったりしたけど、途中からショットが良くなった」。後半は、強風の中でも2バーディー、1ボギーでスコアを伸ばし、73でまとめ通算2オーバーでフィニッシュした。

　昨年の『エディオンレディースカップ』では、1打足りず2位。『ANA PRINCESS CUP』でも、P.チュティチャイとのプレーオフの末、惜敗している小橋。「すごい緊張しちゃうので、明日もガチガチになっちゃうと思うけど、今回はコースが難しいので、過去の緊張とは違って、自分に対して緊張しちゃうと思う。難しくてやりがいのあるこのコースと自分との戦いなので」というだけに、明日は自分との内なる戦いを制すことが勝負のカギになりそうだ。

　「忍耐力は長所のひとつだと思っているし、耐えるのが好きなので、しっかりパーを拾って、狙えるところはバーディーを獲っていきたい。来週の月曜日が誕生日なので、少し早いけど自分への誕生日プレゼントにしたいです」。悲願の初優勝を目指し、最終日に臨む。