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2016.4.22

地元への強い想いが溢れる!熊本勢が奮起!

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

フジサンケイレディスクラシック 川奈ホテルゴルフコース 富士コース(静岡県)1日目

 単独首位の笠りつ子と2打差の4アンダーの2位タイに10人がひしめく大混戦となった大会初日。中でも目立ったのは笠をはじめとする熊本勢の活躍だ。

 2位タイの中のひとりである上田桃子は、今週の月曜くらいまではゴルフをやろうという気持ちになれず、食事も喉を通らない状態だった。しかしテレビなどで頑張っている熊本の人達の様子を目にすることで、気持ちに変化が起きた。「私達は現地にいるわけではないのに熊本出身というだけで励ましの声をかけてもらえたりして、改めて自分達が頑張らないという気持ちになりました。熊本の人達に元気をもらっているという意味とはまた違うと思いますが、力はすごいもらっているなと感じています」。同じ熊本出身の先輩・古閑美保からは「出るからには熊本の女は中途半端なことはしたらいかん」とはっぱをかけられた。色んな面でサポートしてもらえる環境に感謝し、ゴルフができる環境に感謝する上田が明日からも熊本を元気づけるプレーを見せてくれるだろう。

 もうひとり4アンダーの2位タイにいるのが野口彩未。13番パー4ではイーグルを奪取するなど、ツアーで自身初のアンダーをマークした。今週は欠場するつもりだったが、熊本に残っている母から仕事なのだから行きなさいと言われ、出場を決めたという。その他、一ノ瀬優希が2アンダーの19位タイ、豊永志帆が1アンダーの31位タイで初日を終えている。見えない力というものがあるかどうかはわからない。しかし地元への強い想いが彼女達を後押ししていることは間違いないだろう。

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