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2016.7.9

首位タイへ浮上! 大江香織は五輪イヤーに輝く

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 2016年LPGAツアー第18戦『ニッポンハムレディスクラシック』(賞金総額1億円、優勝賞金1,800万円)大会2日目が7月9日、北海道北斗市のアンビックス函館倶楽部上磯ゴルフコース(6,362ヤード/パー72)で行われた。この日は、「あす、誰が勝ってもおかしくはない」と異口同音に選手が口にしたほどの大混戦。通算6アンダーの首位タイで李知姫、大江香織、アマチュアの小祝さくらが並び、1打差の5アンダー、4位タイに笠りつ子、黄アルム、葭葉ルミがつけている。(天候:曇り 気温:21.8℃ 風速:2.8m/s)

 4番、第1打をフェアウェイ右の木へ打ち込んだ。しかし、ボールは落ちてこない。このホール、ダブルボキー。1、2番で連続バーディーと絶好のスタートを切ったが、「そんなにいいことばかりはない」と、大江香織は気を引き締めた。それが奏功し、首位タイで最終日を迎える。ツアー初優勝を飾ったのは、2012年の『フジサンケイレディスクラシック』、そして4年のブランクがあったが今季、『Tポイントレディス ゴルフトーナメント』で2勝目をあげている。オリンピックイヤーに勝利の女神がほほ笑む。となれば、今大会で3勝目といきたいところだろう。ところが、「やっとショットが良くなってきたところ。それを持続できるかでしょう。私はゴルフの難しさを知っている。この2日間、うまくいきすぎている感じだし、最終日は丁寧なプレーを心掛けるだけですね」。淡々と語った。

 『サントリーレディスオープンゴルフトーナメント』の後、左手親指関節の炎症でツアーから離れている。「1ヶ月ぐらい前から違和感があったけど、我慢できないほどではない。その内に治る、と思っていたけど、サントリーレディスでは、親指が腫れ、曲がらなくなった。力が全く入らない。車を運転する時、サイドブレーキを解除することができなかった。靴を履くのがとても大変でした」という。通院してひたすら静養の毎日。「ひまでした。何もすることがなかったので、(漫画の)ONE PIECEを全巻、読み直しです。60巻以降は、スマートフォンにダウンロードしている」。既刊82巻の超大作だ。最も多く発行された単一作家によるコミックシリーズとして、ギネス世界記録を更新中。ひまとは表現したものの、それなりに有意義な時間を送ったのだろう。

 冒険とファンタジーに浸った大江だが、意外な一面もある。自身が結婚するなら、「やっぱり、サラリーマンでしょう」。その理由が、「毎日、定時に帰宅する人がいい。結婚するなら、カタい人です」と話していた。

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