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2025.7.13

内田ことこ-初V・地元V・完全Vを達成

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

JLPGAツアー2025シーズン第17戦『ミネベアミツミレディス北海道新聞カップ』(賞金総額1億円、優勝賞金1,800万円)大会最終日が7月13日、北海道札幌市・真駒内カントリークラブ空沼コース(6,688ヤード/パー72)で行われ、プロ5年目の内田ことこが通算16アンダーでツアー初優勝を飾った。地元V、完全V(※初優勝が完全Vは史上44人目)まで成し遂げ、喜びの三重奏。6打差の通算10アンダー、2位タイに仲村果乃、山城奈々、泉田琴菜が入った。

プロ5年目の進化を大公開。ツアー初優勝を飾った内田ことこは本当に強かった。この日の18番。残り170ヤードの第2打をピン6メートルに乗せた。夢にまで見たような、首位で歩くグリーンまでの時間に何を考えていたのだろう。「特に考えていなかった。ちょっと(第2打の)あたりがうすかった。ちゃんと(グリーンに)乗っているか…。その後は、できればバーディーで上がりたい気持ちがあった」そうだ。

6メートルのウイニングパットを鮮やかにカップイン。バーディーフィニッシュは今大会を締めくくるにふさわしい、エピローグとなった。


<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

4日間を振り返り、「初優勝はすごくうれしい」といい、「4日間、ショットが安定。初日、2日目でスコアを伸ばせた。ただ最終日はグリーンがカタくなって難しくなったけど、きのうから修正を」と説明した。前2週、予選落ちだったことが信じられないような劇的な変化を遂げている。

いったい、どんなことがあったのか。「予選落ちはしたけど、調子がよかったのに、どうして…。そんな感じでした。だから、今回はかんがえすぎないように、決めたらクラブを振る、と毎ショットいい続けた」そうだ。ましてや、地元北海道での大一番。家族をはじめ、友人やたくさんのファンが応援に駆けつけた今回は、期待に応えることがプロフェッショナルというものだろう。


<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

「気持ちをうまく切り替えられたと思う。(プロ5年間で)優勝争いをたくさんしているわけではない。今年は優勝争いをすることが、目標のひとつです。こんなにはやく勝てるとは…」とも話した。

とはいえ、1番で披露したグリーン左奥15ヤードからのチップインバーディーなど、経験と技の数々を惜しみなく披露した。その上で、「シーズンはまだ、半分。複数回優勝を目指して」と、頼もしいテーマを宣言。圧巻の6打差は、新たな25年のプロローグである。

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