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2016.7.29

ピンクで一変 金田久美子『神様が降ってきた』

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 2016年LPGAツアー第21戦『大東建託・いい部屋ネットレディス』(賞金総額8,000万円、優勝賞金1,440万円)が7月29日、山梨県南都留郡鳴沢村・鳴沢ゴルフ倶楽部(6,587ヤード/パー72)で開幕した。大会1日目は絶好のコンディション。大混戦となった。4アンダーの首位タイには、金田久美子、ジョンジェウン、サイペイイン、笠りつ子。1打差の3アンダー、5位タイは、保坂真由、青木瀬令奈、武尾咲希がつけている。(天候:晴れ 気温:27.7℃ 風速:2.0m/s)

 女性の永遠のテーマといえば、美と若さだ。それをつかさどる色といえば、まっ先にイメージするのはピンク。癒しの色といわれるピンクにはアンチエイジングの効果があるといわれる。それを意識したわけではないだろうが、金田久美子はピンクのシャツ、そしてピンクのゴルフシューズをセレクトした。今大会のトーナメントコースレコードホルダー。イメージの良さも好スコアをアシストした。「スパイクですか、今日初めて履きました。いい感じです」とうれしそう。足元がしっかりすれば、スイングも良くなる。

 「昨日から3、4年ぶりにショットが思い通りにコントロールできるようになった。ずっと悩んでスイングをしてきたから、パーッと気分が晴れた感じがする。次の試合までもってほしいなんて、ぜいたくはいわないから、せめてこの試合は今のままでいきたい」。ゴルフは常に悩みがつきまとう。金田はいつも、ショットの不調の要因を考え続けた。

 「今年、これまでの試合を振り返ると、強風で中止になったリゾートトラストレディスの最終日など、風が強い時にショットがいい。感覚的なものだからうまく説明はできないけど、風が強いとアドレスでドシッと構えるからだ、と気がついた。試しにそうしたら、うまく打てる。だから、今日はワンショット、ワンショット、自分自身へ風が吹いている、と言い聞かせながらプレーした」

 となれば、2011年フジサンケイレディス以来のツアー2勝目も視界へ入ってくるだろう。ところが、「2勝目をはやくとはいつも思っている。だけど、最近は優勝争いをしていない。まずは、優勝よりも、それを争うところに自分が入りたい。2日目もいいプレーをして、最終日は楽しいゴルフができればうれしいですね。欲はかかず、目の前の1打に集中する。結果がついてくるラウンドを続けていれば、優勝は必ずついてくるはずだから…」と控えめに話している。

 一方で、「今日はゴルフの神様が降ってきた」とも表現。交感神経を刺激して、脳により多く血液を送る効能があるピンクは、ストレスと戦う金田にとって、特効薬となった!?

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