2016.8.12
首位発進の渡邉彩香 絶対Vの理由とは…
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
2016年LPGAツアー第23戦『NEC軽井沢72ゴルフトーナメント』(賞金総額8,000万円、優勝賞金1,440万円)が8月12日、長野県北佐久郡軽井沢町・軽井沢72ゴルフ北コース(6,614ヤード/パー72)で開幕した。大会1日目は絶好のコンディション。6アンダーで李知姫、渡邉彩香が首位に立った。1打差の3位は青木瀬令奈、4アンダー、4位タイは森田遥、三ヶ島かななど5人がつけている。(天候:曇り 気温:22.1℃ 風速:3.4m/s)
ご贔屓コースで首位発進。ところが、渡邉彩香の自己採点は、「60点」だった。マイナス40点の理由といえば、バーディーを獲るべきところでとれなかった9番のボギーをあげる。「チャンスから自らピンチを招いた。バーディーが欲しいところだっただけに、ファーストパットを打ち過ぎてしまった。ダブルボギーを叩いたぐらいのショックを受けましたね」と反省の言葉を口にした。
ただ、ショックを受けてばかりはいられない。後半へ入ると、その気持ちを怒りに変えて10番から3連続バーディーを奪取。内容には不満を残したが、今季初Vを目指して手応えは上々だ。「ショットもいいし、4-5メートルのパッティングの感じが良かったです。コースも大好きだし、日に日にスコアを伸ばしていきたい」と話した。
今大会、渡邉は当然のように優勝を狙っている。が、どうしても勝たなければならない理由もあった。13日は、父・光章さんの誕生日。2日目からコースへ足を運ぶことになっている。どんなものを用意するより、1日遅れとなっても、今大会の優勝がプレゼントには最適。だからこそ、渡邉は今大会、より自分に厳しいのだ。
一方で、猛追むなしく、リオデジャネイロ五輪代表を逃した。米国遠征から帰国し、ツアーへ復帰すると、LPGA会長・小林浩美から、『月に1度は優勝する。そのぐらいの気持ちで頑張って』と激励を受けたそうだ。自身の置かれた立場を、再認識した-とも漏らしていた。自覚と親孝行を表すダブルウインは、1勝で、何倍もの価値がある。
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