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2016.8.25

節目の200試合を前に、表純子が首位発進

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 2016年LPGAツアー第24戦『ニトリレディスゴルフトーナメント』(賞金総額1億円、優勝賞金1,800万円)が8月25日、北海道小樽市・小樽カントリー倶楽部(6,494ヤード/パー72)で開幕した。大会1日目、68をマークして、4アンダーで首位に立ったのは、表純子。1打差の2位タイに鈴木愛、木戸愛、山本薫里、イナリが続いている。ディフェンディングチャンピオンで、出場3試合連続優勝を狙うイボミは2アンダー、6位タイ。(天候:晴れ 気温:26.6℃ 風速:1.7m/s)

 マジックが点灯したのは、広島カープだけではなかった。68をマークして、首位に立った表純子にも『M1』が、もうすぐつく。正式にいえば、36ホールが終了しなければ、競技は成立しない。それでも、自身が更新し続けている連続試合出場記録が、今回で199に。「200試合がひとつの目標でした。ここまで来るのに6年もかかっている。ケガなど、ピンチはたくさんあったけど、何とか大事に至らずにすみました。ここまで来たら、何が何でも次の試合までは頑張らないと…」と節目が見えたことで、より気合が入っている。記録といえば、それだけではない。今大会、単独9位以上の成績をあげると、生涯獲得賞金が5億円を突破する。「こちらは、早いほうがいい」と話していた。

 広島市出身の表は、幼少時から当然のように、カープの成績に一喜一憂しながら成長している。「子どもの時、アンパンを食べながら試合を観戦していたら、テレビに大写しになったことがある」といい、現在、ご贔屓の選手を「黒田(博樹)さん」。ちなみに、その理由はいたってシンプルだ。「やっぱり、格好いいです。それに男気。お金だけでは動かないことを、身をもって示してくれたでしょう」。とはいえ、大ファンだったのは、13年に現役を引退した前田智徳さんだった。「通算2000本安打を達成したシーンを目の前で見た。感動しましたね。ものすごい素質があったことは確かだけど、エリートではなく、努力で超一流選手になった。私がみても、いつだって頑張っている…そんなプロ意識が伝わってきましたよ」。

 表もたくさんの努力を積み重ね、今日の地位を築いた。自身の記録は試合に出続けていれば、というものではない。出場条件が一層、狭き門となる、ツアー最終戦のLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップなども含まれているからだ。一見、何でもないことのように思われる積み重ねの先に、特別な1日がある。「2日目はスタート時間が遅いから、ビアガーデンでも行きましょうか」。気分転換をすることも、重要なプロの資質だ。

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