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2016.8.28

1億円へ視界良好 笠りつ子が、またもイボミを下す

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 2016年LPGAツアー第24戦『ニトリレディスゴルフトーナメント』(賞金総額1億円、優勝賞金1,800万円)大会最終日が8月28日、北海道小樽市・小樽カントリー倶楽部(6,494ヤード/パー72)で行われ、通算7アンダーで並んだ、イボミとのプレーオフを制した笠りつ子が今季2勝目、通算5勝目をあげた。3位は、通算6アンダーの全美貞。(天候:晴れ 気温:22.1℃ 風速2.6m/s)

 強い。そして、すごい。プレーオフ2ホール目、2メートル50センチのバーディーパットを決めた笠りつ子は、また一歩、格好いい女になった。これで、イボミとのプレーオフは2戦2勝。優勝会見を行うため、インタビュールームに入ってから、自ら拍手をしながら、堂々と入場してきたところに、その喜びが表れていた。

 「NEC軽井沢72ゴルフトーナメントで勝ってから、まわりの皆さんから、はやく2勝目を、それが大事だ、といわれてきた。勝ったからいうわけではないけど、(イ)ボミが18番でバーディーフィニッシュしたことは、本当にすごい。プレーオフでは、ボミとの戦いというより、とにかくコースに勝ちたい。それだけを考えていた」と振り返っている。

 この日も、今季初Vと同じように、後半の9ホールは、スコアボードをチェックしないブラインド大作戦を展開。大接戦をものにした。開催コースこそ違うが、2011年の今大会を制している。プロ初優勝だっただけに、「忘れられない思い出。ちょうど、初優勝した時と同じ、28日だった。だから、きっといい日になる-。そんな予感が、開幕前からしていた」。ということで、優勝の記念撮影では、自らが「ニトリの2」と音頭をとっている。底抜けに明るくなった、と感じたのは、故郷の熊本地震以降だ。

 「今日あることが、明日はなくなってしまう。地震があってから、そう考えるようになった。ゴルフに対しても、試合に出られるのが当たり前のように思っていたけど、プレーできる喜び、幸せを感じながら1日、1日を大切に過ごしている」。今年はすべてが大きくなった。

 賞金ランキングもイに続いて、2位に浮上。獲得賞金も9000万円を突破した。「1億円を突破したい。なかなか女性が1億円を稼ぐって、日本ではないことでしょう。どうして?格好いいから。携帯電話の待ち受け画面を、1億円の札束にしたのは2年前です。ようやく見えてきました」と、意外なエピソードも明かしている。

 さて、イの強力なライバルとなった笠は、昨年より飛距離が10ヤード以上伸びるなど、躍進の秘密が随所に。「ドライバーがすごく飛んでいる。きっと、クラブがいいんでしょうね。私は難しく考えないのが得意。これからも、シンプルにいきますよ」と結んだ。ちなみに、現在、熱中しているのは卓球。「リオデジャネイロオリンピックをみて、大ファンになった。自分でもプレーしたい。都内で古閑(美保)先輩に相手をお願いしています」。リオで銅メダルを獲得した水谷隼が、「卓球の暗いイメージを変えたい」と奮闘してきた。今度は笠が、女子プロゴルフ界のさらなるイメージアップを図る旗手となる番だ。

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