唯一ノーボギー！ツアー10勝の黄玥珡が単独首位！

　2016年度LPGAレジェンズツアー第3戦『アリナミンVカップ（グランドシニアの部）』（賞金総額200万円、優勝賞金50万円）の1日目が、岩手県滝沢市のメイプルカントリークラブ（5,449ヤード／パー72）で行われた。

　60歳以上の選手18名で争われたグランドシニアの部。大会1日目は、ツアー10勝を誇る黄玥珡が、3アンダーで単独首位に立った。3打差のイーブンパー、2位に黄璧洵、3オーバーの3位には、稲葉真寿美が続いている。（天候:晴れ　気温:30.0℃　風速:2.3m/s）

　「相性いいみたいね、この大会と（笑）」。開催コースは変わったものの、昨年、惜しくも2位タイに終わった黄玥珡は、この日唯一となるノーボギーのラウンドを展開した。「このコースは、木がフェアウェイにあったりするので、正確なティーショットが要求されるけど、今日は、ティーショットが良かった。セカンドショットも打ちやすい場所から打てたし、ショットも良かったので、外してもカラーぐらいだった」と6番で5メートルを沈め、バーディーを先行させると、続く7番では7メートルを沈め、連続バーディーを奪った。その後パーを重ね、16番でこの日3つ目のバーディーを奪うと、3アンダーで初日を終えた。

　「グランドシニアの年齢になってちょびっと寂しいけど、こういう大会があってうれしい。試合があると練習もやりがいがあるし、おもしろいですよね（笑）。いまは、好きなゴルフが出来ている事がなによりもうれしい。璧洵さんと優勝争いしているのもうれしいね（笑）」。年齢を重ね、よりゴルフへの愛情が深くなった黄玥珡が、『大宝シニアレディースカップ』以来となるレジェンズツアー11年振りの優勝を目指し、最終日に臨む。