グランドシニアの部を制した黄玥珡が11年振りにレジェンズツアー優勝！

　2016年度LPGAレジェンズツアー第3戦 『アリナミンVカップ「グランドシニアの部」』（賞金総額200万円、優勝賞金50万円）の最終日が、岩手県滝沢市のメイプルカントリークラブ（5,449ヤード／パー72）で行われた。

　最終日は、首位発進の黄玥珡（コウゲッキン）が、通算2アンダーでそのまま逃げ切り、グランドシニアの部で優勝を飾った。通算4オーバーの2位に黄璧洵（コウヘキジュン）、通算7オーバーの3位には、吉川なよ子が入った。（天候:晴れ　気温:29.7℃　風速:2.2m/s）

　「今日もいいゴルフが出来た。最後、自分としてはすごいもったいなかったけど、ハイレベルなゴルフ場でいいスコアで回れて良かった」と笑顔で話し始めた黄玥珡。「ティーショットは1回だけミスしたけど、ショットもパットも自分の思った通り。今日はパッティングが良かったかな」とバーディーを奪った8番では8メートル、15番では5メートルを沈め、ラインを読み切った。最終ホールはボギーとしたが、2日間でアンダーパーは一人だけ。2位に6打差をつけ、優勝を飾った。

　「ピカピカの一年生だから、今回しかチャンスないなって思っていた（笑）」と今年61歳になり、グランドシニアの出場権を獲得した黄玥珡。「日本にアマチュアとして来たのが20歳の時で、樋口さんや大迫さんを見て“レベル高いなー”って思ったのが、もう40年前。振り返ってみると、あっという間ね。うれしいようなさびしいような…。優勝もうれしいけど、この年になっても試合に出られる事がうれしいね。来年もまた楽しみね（笑）」。グランドシニアの部で初出場初優勝を決めた黄玥珡だが、優勝よりも、いま現在、試合が出来る喜びをかみしめていた。