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2016.9.29

ルーキー照山亜寿美 プレーオフを制しプロ初優勝!

 2016年LPGAステップ・アップ・ツアー第16戦 『フンドーキンレディース』(賞金総額2,000万円、優勝賞金360万円)の最終日が、大分県臼杵市の臼杵カントリークラブ(6,530ヤード/パー72)で行われた。

 最終日は、13時03分に雷雲接近のため競技を一時中断したが、14時44分に再開。通算6アンダーでルーキーの照山亜寿美と岩橋里衣が首位に並び、プレーオフに突入した。プレーオフ2ホール目で岩橋がボギーとしたのに対し、照山はパーをセーブし、ステップアップツアー初優勝を飾った。また、通算2アンダーで5位タイに入った鍋島海良がベストアマチュア賞に輝いた。(天候:曇り時々雨 気温:26.6℃ 風速:2.8m/s)

 「3日間通してショットが良かった」という照山亜寿美は、スタートホールの3打目を20センチに寄せバーディーを奪い、この日もショットの冴えを見せる。3番は3パットでボギーとしたが、7番では4メートルにつけバーディーを奪い、1つスコアを伸ばして前半を折り返した。後半は、13番、14番と連続ボギーを喫したが、15番で4メートル、16番では1メートルにつけ、連続バーディー。「"よし!ギアが上がってきた"と思ったら中断になったので、ちょっと"あれっ"と拍子抜けしました(笑)。私、こんなにゴルフやっているのに、中断って初めてだったので、どうしていいのかわからなかったんですけど、とりあえずストレッチとかして身体を動かしていました」。

 1時間41分の中断を挟んで臨んだ、上がり2ホール。18番パー4でピンチを向かえる。「18番はセカンドのライが良くなかったので、ボギーでもしょうがないと切り替えました。でも、3パットはしないようにしっかり打ちました」と、3オン2パットのボギーとし、先にホールアウトしていた岩橋と並び、プレーオフに突入した。

 「プレーオフに行く前に同組だった岡崎さんと前田さんに"雨も降っているし、パーを取れば大丈夫"と励ましていただいたのが、とても大きかったです。あの言葉で、すごく気持ちがラクになりました」。その言葉通り、プレーオフでパーを重ね、初優勝をつかみ獲った。

 この優勝でレギュラーツアー4試合の出場権を獲得した照山。3週間前の『日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯』ではルーキーキャンプに参加し、同い年で仲の良い鈴木愛のスコアラーを最終日に担当。目の前で優勝する姿を見て大いに刺激を受けたという。

 「技術的には全然まだまだです。選手権のルーキーキャンプの時に、有村智恵さんのショットの音とか全然違いました。(鈴木)愛の優勝が、やっぱり一番の刺激になりましたけど、これでちょっとだけ愛に近づけたかな。いや、まだまだですね。横切ったぐらいですかね(笑)。レギュラーでは、まずは予選通過を目標に、少しでも上に行けるように頑張りたい。初めての事なので、分からない事もあると思うけど、先輩プロを見て勉強したい。ゆくゆくはレギュラーツアーで活躍する事が目標です」。ステップアップツアーでの2勝を足がかりに、レギュラーツアーで3勝を挙げている同い年の鈴木愛に追い付くため、照山のレギュラーツアー挑戦が始まる。

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