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2016.10.9

final day プラスワン~田辺ひかり~

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

スタンレーレディスゴルフトーナメント 東名カントリークラブ(静岡県)最終日

 人生初、1ホールだけの最終日。今年の最終プロテストに合格したばかりの田辺ひかりにとって、忘れられない思い出になった。「うれしくて楽しくて、緊張は全くしなかった。だから、ボギーだったことが本当に悔しい。1ホールだけではなく、18ホールをプレーするつもりでいたけど、やっぱり力が入りすぎです」と唇をかんだ。今回がツアーデビュー戦。今大会は、主催者推薦選考会を突破して出場権を得た。

 第2ラウンドは、同じ名前の藤田光里と同組でプレー。「きれい。うまい。細い。ファンが多いし、私もそうなれたらいいですね」と話していた。ゴルフを始めたのは8歳。「家族全員で、できるものを考えたらゴルフでした。残念だけど今、ゴルフをしているのは私だけです。はじめた時、まわりの皆さんから、『センスがある』とほめてくださったから、ずっと続けてこられたのでしょう」と振り返った。

 しかし、「母がとても厳しい。スコアで何かをいわれたことはないけど、私が喜怒哀楽を態度に出し過ぎるから、ものすごく注意を受けた。おかげで、プロらしく、クールにプレーできるようになりました」という。ゴルフを始めた当初から、ずっと続けているルーティンがある。「クラブの隅々、グリップ、キャディーバッグ、シューズなど使用する用具をピカピカに磨きあげます。だって、その方が気持ちいいでしょう」。一流のアスリートは用具を大切する。それが共通点。

 また、こんな一面もある。試合の前夜。着用するウェアを仏壇の脇に置く。そして、当日朝は手を合わせてから出発する。「私を身ごもる前、母が2人、流産している。もし、その2人が元気だったら、私は生まれていなかったかもしれません。どうぞ、私を見守っていてください。力を与えてほしい-とお願いをします。今回は、広島の実家からではないけど毎朝、ホテルを出る前、心の中で手を合わせてきました」。

 ピッカピッカのプロ1年生は、やさしい心の持ち主だ。

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