2016.10.14
冷静さが招いた好感触!堀琴音が首位タイ発進
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
2016年LPGAツアー第31戦『富士通レディース』(賞金総額8,000万円、優勝賞金1,440万円)の大会1日目が、千葉県千葉市の東急セブンハンドレッドクラブ 西コース(6,635ヤード/パー72)で開幕した。2週前の『日本女子オープンゴルフ選手権競技』で惜敗した堀琴音が5バーディー、ノーボギーの67をマークし、首位タイの好スタート切った。(天候:曇り 気温:20.1℃ 風速:2.7m/s)
「正直、朝の練習では調子が良くなかったんです」。完璧なゴルフに満足かと思いきや、堀琴音はここまでの好スコアはスタートの段階では予想していなかったとのこと。「ボールが全然つかまらなくて、それでグリップを少しだけ短く持つようにしたんです。それでいい感じになりました」。ドライバーは以前から少し長く持ちすぎる癖はあったものの、ボールがつかまらないからと言ってグリップを短く持つ発想は堀の中にはなかったそう。それが単純に考えてみようと思い、短く持つことを試してみたら良い結果につながった。
『日本女子オープンゴルフ選手権競技』での負けは悔しかったが、大きな自信を得たことも確かだと振り返る。「最終日の最後まで優勝争いができたのはあれが初めてだったので、本当に自信になりました。ミスをしても平常心でプレーできていると思います」。そんな冷静さがこの日の好スコアを呼び込んだと言っても過言ではない。調子の悪さを感じ、グリップの握りを微調整した上で、マネージメントでもピンの逆サイドを狙って、確実に乗せてからバーディーパットをしっかり打つ戦略を立てた。本当に強い選手ほど、調子が悪いなりにもスコアを作ってくるもの。少しずつだが、そういう強い選手への階段を登っている。そう感じさせてくれる大会1日目の堀のプレーだった。
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