8連続で存在感　成田美寿々が来た

＜Photo：Atsushi Tomura/Getty Images＞

富士通レディース 2019　東急セブンハンドレッドクラブ（千葉県）第2日

　成田美寿々がこの日、8連続バーディーを決め、LPGAツアー記録へ並んだ。「久しぶりに楽しかった。いい集中ができいたと思う」と、満足そうに話した。1番からスイッチが入る。7打差をつけたられた稲見萌寧を見据えながら、3メートルを決め、バーディー発進。

　「自己最高は6連続。７連続は行きたいと思った。8番はカップまで、12メートル。これは入らないだろうと思ったけど、うまくいきましたね」と満面の笑みをたたえている。

　開幕前、今大会の獲得賞金を千葉の被災地に全額、寄付することを公言した。それだけに、「予選を通過できて、ホッとしている。言葉にして、予選落ちでは格好が悪いから」。胸をなでおろした。さらに最終日へ向け、「今回は、たくさんの方から千葉を盛り上げてくれてありがとう－とコメントをいただきました。もちろん、結果にこだわってプレーしなければなりません」と気迫十分だ。

　逆転Vが、代名詞。昨年は2打差を逆転した。そして、2012年は5打差をひっくり返している。「ここに成田美寿々がいるぞ、ということをちらつかせながらプレーする」と上位の10人へプレッシャーをかけた。

(メディア管理部・森谷　清)